酒匂川流域に立地する事業所
(神奈川県小田原市・南足柄市等2市5町)
 
背景
 酒匂川流域では、流域に立地する企業と行政が協働しつつ「既存の交通基盤の有効活用」を通して交通混雑の緩和に取り組むことを目指して、「酒匂川流域の都市づくり 企業懇談会」が組織されました。「企業懇談会」では、交通混雑の緩和のためには各事業所がマイカー通勤を減らす取り組みを行っていくべきだ、という議論がなされ、各事業所が、取り組みの概要をまとめた「わが社のモビリティ・マネジメント行動プラン」を自主的に策定することとしました。
 
内容
 企業懇談会における取り組みの一つとして、A4で1枚〜数枚に以下の内容を含んだ「エコ通勤プラン(わが社のモビリティ・マネジメント行動プラン)」を各事業所が策定しました。

・目標(「従業員の健康のため、自動車通勤を○%減らす」等)
・短期的/中長期的な取り組みの概要(「今年度は従業員への呼びかけを行う」等)
・取り組み担当/体制(「担当者:総務課 ○○太郎」等)
 
結果
 「企業懇談会」には20社以上の企業が参加し、2007年7月までに、そのうち10社が自主的に「わが社のモビリティ・マネジメント行動プラン」を策定し、事務局に提出しました。
 
出典
事業所の自発的な交通行動変容のための「職場交通プラン」に関する事例研究: 「酒匂川流域の都市づくり企業懇談会」における職場MM(第36回土木計画学研究・発表会)