1.情報の共有化とコミュニケーション推進
 (1) 情報提供の改善
【近畿地建】




 渋滞予測情報を事前広報し、ドライバーの方々に行動計画の変更を検討していただくことにより、夏季行楽期の渋滞緩和を図るため、渋滞予想マップ(チラシ)を作成・公表しました。
 より多くの方々の参考となるように市町村窓口や観光案内所などにチラシを置いてもらうとともに、今後さらに利用者の意見を反映させるためアンケートを添付しました。
 アンケート結果では、76%の方々が「役に立った」と回答しており、今後も内容の充実に努めていきます。



【目的:渋滞予測情報の公表による渋滞緩和】

・ 渋滞予測情報(場所・日時)を事前広報します。
・ 情報の公表により、ドライバーの行動計画の変更を促し、渋滞を緩和します。


【渋滞予想マップの中身】



【内容:京都府警の渋滞予測データをとりまとめ、夏季行楽期に情報提供】

・夏季行楽期の海水浴客、帰省客による渋滞解消策として、ドライバーの行動計画の変更を促すために、
 渋滞予測情報(発生場所と日時)を事前広報しています。(平成8年より実施、平成11年度は38,000枚郵送)
・京都府警の渋滞予測情報のデータをとりまとめて広報しています。
・8月のお盆前にチラシを配布しています。(役所等の窓口に留置き配置)
・インターネットやFAXでも情報を提供しています。(FAX情報は、京都府警察交通管制センターより提供)


【工夫した点:チラシにアンケートを添付し、市町村窓口、観光案内所などを活用】

・実施主体は、既存の京都府域新渋滞対策協議会(建設省、運輸省、京都府県警本部、京都府、京都市、
 日本道路公団)を活用しました。
・チラシの配布には、市町村の関連部署、観光案内所、郵便局、旅館・民宿組合の協力を得ました。
・平成9年度はチラシにアンケート調査票(はがき)を添付しました。


【アンケート調査票】



【効果:76%が役に立ったと回答】

・平成9年度のアンケート結果によると、76%が「役に立った」、47%が「マップを見てドライブの予定を
 変更した」との回答がありました。
 (アンケート調査票はチラシとともに33,000部用意し、回収は694部でした。
 なお、役所等の窓口に留置き配置のため、実際の配布数は確認できていません。)


【課題及び今後の方針:配布場所の拡大とよりわかりやすい表現】

・実際の交通状況からも効果を把握する必要があります。
・チラシの配布を、ガソリンスタンド、コンビニエンスストアなどでも希望する声があり、
 次年度以降の対応を検討しています。
・渋滞状況(渋滞長など)が表現可能かどうか検討の余地があると考えています。