1.情報の共有化とコミュニケーション推進
 (1) 情報提供の改善




 道路に関する国民の皆様の身近な相談窓口として「道の相談室」を設置し、いただいたご意見は体系的に把握して道路行政に反映させます。開設エリアの全国的な拡大に伴い受付件数も増加し、様々なご相談のほか受付担当者への激励のメッセージも寄せられています。




 道の相談室とは

建設省、地方公共団体、道路関係公団といった複数の道路管理者が連携し、フリーダイヤルやインターネット等を通じて、道路に関するあらゆる意見や相談等を一元的に受け付けて対応する常設の窓口です。



【目的:国民の皆様の意見・要望を道路行政へ反映】

・問い合わせに対する「たらい回し」の排除、対応の迅速化など行政の受付サービスを向上させます。
・道路に関する国民の皆様の意見を収集して、ニーズや満足度を把握し、得られた貴重な情報を今後の道路行政の
 施策立案に反映させていきます。
・行政担当者が自ら国民の皆様の問合せや要望、苦情等に対応することにより、国民の皆様の便宜を第一に考えて
 行政サービスを提供するというサービスマインドを浸透させます。


【サービス概要】



【取り組み状況:開設エリア拡大とともに受付件数も増加】

・開設エリアの拡大などとともに、着実に受付件数が増加しています。



【相談受付数の推移】




「道の相談室」は、平成10年度に東京23区・高知県で試行的に開設して以来、平成11年度より本格的に全国各地での開設を進め、平成12年4月現在で東北6県、首都圏(1都3県)、北陸3県、四国4県、愛知県、山口県、沖縄県、福岡市においてサービスを実施中です。




【ご相談の例】

様々な相談が寄せられており、個々のご相談に応じるだけでなく、全体のニーズを把握し施策へ反映させていくためにも活用しています。


問合せ


道路状況を知るために図面を複写したい。
○○道路はいつ頃完成するのか。
現在の通行止め状況を教えて欲しい。


意見・要望


歩道の段差を無くして欲しい。
交差点付近に路線番号を標示して欲しい。
家の前の道路余地に花などを植えさせて欲しい。


苦情


水道工事等で道が路がつぎはぎだらけで揺れる。
歩道橋しかなく、車椅子では渡れない。


発見・通報


歩道に穴が開いているので補修して欲しい。




【相談者の声】

相談受付け担当者へは、感謝・激励の声も寄せられており、サービスマインドも向上しています。





通勤途中の道路段差への対応について

「正直言って、あまりの対応の早さに驚いています。以前より気にかかっていたが、あきらめていました。でも、子供も危険だから何とかならないかというので・・・。今回のことは行政に対する私の認識を変えさせられた出来事でした。・・・」




交差点の見にくい右折標識への対応について

「あまりにも早い対応であり驚きと感謝で・・・。・・・2回目のファックスは定時を過ぎており本当に感謝して、嬉しくて何度も読み返しました。大事に保管しようと思っています。」