1.情報の共有化とコミュニケーション推進
 (4) コミュニケーションの推進
【東北地建】




 積極的な地域づくり活動を推進し、地域づくりに対する職員の意識を向上させるため、県庁所在地や工事事務所に専任の「地域づくり担当官」を設置しました。
 国民の方々と同じ目線に立った地域づくり支援、建設省の取り組みの紹介・説明といった活動を通じて積極的に国民の方々の中に入り、地域住民や自治体、NPOとの連携を目指しています。また、地域づくりへの職員の意識も向上しています。



【目的:積極的な地域づくり活動の推進と職員の意識向上】

・東北地方建設局のスポークスマンとして、地域住民の方々、NPO、自治体等と積極的に意見交換を行うことで、
 人的ネットワークを構築します。
・東北地方建設局の有する情報や取り組みを国民にわかりやすく提供・説明するとともに、
 国民の方々のニーズを幅広く汲み取り、今後の施策・事業に反映させていきます。
・東北地方建設局の職員に対し地域づくりに関する啓発活動を行い、職員の地域づくりへの意識を向上させます。


【内容:地域づくり活動の支援、建設省の取り組みを地域に紹介し、住民の方々との連携を推進】

・平成10年度に地域づくりを担当する「地域づくり担当官」を県庁所在地の6事務所に各2名ずつ配置し、平成11年度は14事務所30名に拡大しました。地域づくり担当官は、各地域の地域づくり活動の支援を行ったり、東北地方建設局の取り組みを地域に紹介し、意見・要望を伺うなど、地域と建設省を結ぶ「パイプ役」として、国民の方々と同じ目線で様々な活動に取り組んでいます。



【工夫した点:「呼び込み型」から「飛び込み型」の地域づくりを展開】

・それまでの「呼び込み型」の地域づくりから「飛び込み型」の地域づくりへの展開を図るため、
 地域づくりの専任を置きました。
・局長、各部長も参加し、「地域づくり担当官会議」を実施し、地域づくりに関する東北地建としての
 戦略等について意見交換しています。



 地域づくり担当官の主な活動事例

「浅虫地区の地域活性化を考える座談会」の開催(青森工事事務所)
「北上川流域連携交流会」との交流、連携活動の支援(岩手工事事務所)
「快適な歩行者空間づくり懇談会」の開催(仙台工事事務所)
「北東北交流連携倶楽部」との交流、連携活動の支援(秋田工事事務所)
地域づくりに関する職員の意識改革の推進(山形工事事務所)
「福祉の川・道・まちづくり研究会(福祉クラブ)」の設置              (福島工事事務所)





【NPO北上川流域連携交流会リバーマスターグループの実施状況】



【「浅虫地区の地域活性化を考える座談会」の様子】




【成果:地域住民・NPO・自治体との連携した地域づくりと職員の意識向上】

・地域住民の方々、NPO等と意見交換を行い、その内容を事業計画や事業実施過程において反映することにより、
 地域のニーズに合った事業施策が展開できました。
・様々な機関等と意見交換することで、新たなパイプが構築できました。
・自治体やNPO等の地域づくり活動に対して、積極的に情報提供・相談に応じたり、逆に、地建の活動に
 協力していただくなど、連携した地域づくりが展開できました。
・職員の地域づくりの意識が向上しました。