1.情報の共有化とコミュニケーション推進
 (6)事業計画説明の改善
【関東地建】




 これからの多摩川を育むための川づくり・流域づくりに係わるパートナーシップの構築を目指し、市民フォーラム・行政部会(自治体)・学識経験者・企業等がそれぞれの自立性を保ちながらも相互に意見交換や交流を行う場として「多摩川流域懇談会」を設置しました。
 各主体が「市民アクション」や「ふれあい巡視」などの自主的な活動を実施しており、多くの方々の意見や要望を取り入れた整備計画案を作成中です。



【目的:川づくり・流域づくりに係わるパートナーシップの構築を目指す】

 都市を流れる多摩川を管理する中で、従来から地域との連携のあり方について模索してきていますが、今後の取り組みを行う上での基本姿勢として、川づくり・流域づくりに係わる市民(団体)・企業・自治体・河川管理者などのパートナーシップの構築を目指します。


【内容:市民フォーラム、行政部会(自治体)、学識経験者、企業等が相互に交流】

 市民フォーラム、行政部会(流域自治体)、学識経験者等約70名、企業等で構成され、それぞれの立場で自立しながらも、各主体が交流し、お互いの情報や意見を交換するなどのコミュニケーション活動を行っています。




 【多摩川流域懇談会の仕組み】

市民(団体)、企業、学識経験者については、多摩川流域懇談会事務局に登録することで会員となり、各部会に所属します。
運営委員会は運営委員会規約により設置されます。
運営委員の任期は2年を基本としています





 活動内容

コミュニケーション活動

・シンポジウム、現地見学会、交流会等の開催
・情報紙の発行等の情報発信

学習・啓発活動

・勉強会、ワークショップ、セミナー等の開催





【工夫した点:「市民アクション」や「ふれあい巡視」などの自主的な活動の実施】

市民フォーラムにおいて「市民アクション」を7回、行政部会において自治体毎に「ふれあい巡視」を実施し、多くの方々の意見や要望を汲み取っています。
その結果については流域セミナーの場で情報を出し合い、情報の交流を通じて、ゆるやかな合意形成を図っています。

【ふれあい巡視の様子】









【取り組み状況:多くの方々の意見を取り入れた整備計画案の作成中です】

・市民フォーラムの取り組みにより、整備計画の市民案を作成中です。
・多摩川流域懇談会として市民フォーラム、学識経験者からも整備計画についての意見を聴取中です。
・多摩川流域セミナーでは、これまで以下の内容で5回開催されました。
 第1回流域セミナー(平成11年3月22日)の参加者は約60名でしたが、1年後の第5回流域セミナー
 (平成12年3月25日)では2倍以上の約140名の方々が参加しました。



平成11年3月22日

第1回多摩川流域セミナー(多摩川交流センター:約60名参加)
「パートナーシップではじめるいい川づくり」

6月26日

第2回多摩川流域セミナー(東京都府中勤労福祉会館:約120名参加)
「多摩川河川整備計画の基本的な考え方」

10月30日

第3回多摩川流域セミナー(東農大グリーンアカデミーホール:約100名)
「多摩川河川整備計画 中間での報告と意見交換」

平成12年1月29日

第4回多摩川流域セミナー(調布市文化会館たづくり:約130名参加)
「多摩川河川整備計画(概要・たたき台)」
「多摩川沿川整備基本構想」

3月25日

第5回多摩川流域セミナー(府中の森芸術劇場:約140名参加)
「多摩川河川整備計画(原案・たたき台)」