2.社会資本に関する論点の明確化と臨機の対応
 (10) 環境アセスメントの改善
【東北地建】




 事業の実施に当たり、その事業特性、地域特性等を踏まえ、最新の科学的知見に基づく適切な環境影響評価を実施するため、専門家等で構成される「環境影響評価技術検討委員会」を設置し、同委員会から環境影響評価の手続き等にかかる項目について必要な技術的助言を受けながら、環境影響評価を実施しています。



【目的:より一層の幅広い科学的知見と最新の技術による評価】

 環境影響評価を実施するに当たって、対象事業の事業特性及び地域特性を踏まえた調査、予測及び評価の実施、予測の不確実性等の把握、事業者の実行可能な範囲内で環境への影響を出来る限り回避・低減するものであるかの評価等、より一層の幅広い科学的知見や最新の技術による検討が必要となっています。
 そのため環境影響評価の手続き等にかかる項目について専門家等から構成される技術検討委員会を設置し、必要な技術的助言を受けながら環境影響評価を実施することとしました。

【環境アセスメント手続きのイメージ図】





事例 都市計画道路鷹巣大館高速線

【内容:専門家等で構成される委員会を設置し必要な技術的助言を受けながら実施】

都市計画道路鷹巣大館高速線(仮称)の事業実施に当たり、環境影響評価方法書を作成するため、平成11年10月に専門家等8名で構成される「環境影響評価技術検討委員会」を設置し、同委員会を2回開催して、方法書(事業者案)について技術的助言を受けました。


【検討内容】

委員会では、以下の項目について助言を受けました。

・動植物の文献調査結果および記載内容について
・生態系における、上位性、典型性、特殊性のとらえ方について
・環境影響評価の選定項目について
・調査、予測および評価の手法並びに選定理由について
・今後の調査内容および時期等について

【委員会の風景】