2.社会資本に関する論点の明確化と臨機の対応
 (11) 計画説明での合意形成手法の検討




 計画説明の方法等に関するアカウンタビリティ向上に向けて、建設省内における意見交換と情報の共有化を図るため、各事務所での特徴的な取り組み等を発表する場として建設省技術研究会を実施し、その結果を講演集へ掲載しています。実施にあたっては、米国におけるPIとの比較の視点を取り入れ、さらに事務所における直接の担当者が執筆・発表するなど現場の感覚を大切にしました。



【目的:計画説明の方法等に関するアカウンタビリティ向上のための意見交換と情報の共有】

・計画説明の方法に関して分析や評価の機会を設け、住民の方々との情報交換・意向を把握する方法の
 改善方法を検討します。
・先進事例を分析し意見交換を行うことで、職員の意識向上や技術の取得をめざします。


【内容:各事務所での特徴的な取り組み等を発表し、講演集への掲載】

・各事務所等でのアカウンタビリティ向上活動の先進事例を収集し具体的な手法について発表をし、
 各地の取り組みの特徴について意見交換をしました。
・発表会で報告された住民の方々へ分かりやすく説明している事例の具体的内容を講演集としてとりまとめました。

【発表会の風景】














【講演集】




【工夫点:米国のPIとの比較、直接の担当者が執筆・発表】

・米国のPI(パブリック・インボルブメント)手法について情報を収集し、比較材料としました。
・事務所で直接担当している方々に執筆・発表をしてもらうことで、個々の活動の位置付け、工夫している点、
 成果や課題が明らかになるよう心がけました。


【成果等:省内外の取り組みについて情報の共有、雑誌社に取り上げられ全国へ紹介】

・建設省技術研究発表会の場を利用した情報提供により、建設省内及び省外とも取組状況についての情報を共有して
 いくことができました。
・建設省技術研究会の講演集は雑誌社の関心を招き事例の一つは追加取材を受け、全国へ紹介されるきっかけと
 なりました。
・平成12年度はさらにアカウンタビリティ向上のために工夫している点について省内外で意見交換を行い、
 コミュニケーションの方法等の検討をしていく予定です。