2.社会資本に関する論点の明確化と臨機の対応
 (12) 事業連携・調整の推進
【東北地建】




 より一層の誇りの持てる活力ある「東北」の創造を目指して、5省9局長が一堂に会し、省庁連携と意見交換をする場として「東北地域づくり連絡会議」を設置しました。
5省共同で地域づくりに関するPRパンフレットを作成するなど、「縦割り行政」の壁をなくし、5省が連携した施策の実施に向けて機運が高まっています。




【目的:より一層の誇りの持てる活力ある「東北」の創造】

 21世紀を目前に「東北」は今、少子化・産業の空洞化といった多くの課題に直面しています。一方、地域の資源を再認識し、独自の創意と工夫により地域づくりを目指す地域が増えています。
 このような中で、各機関の連携が重要であることから、私たち「東北」の国の出先機関が一堂に集い、より一層の誇りの持てる活力ある「東北」を創造するため、「東北地域づくり連絡会議」を設立しました。地域づくりの各種情報や支援事業について意見交換を行うことを目的としています。



【内容:5省が意見交換・連携する場としての「東北地域づくり連絡会議」の設置】

 東北地域づくり連絡会議」は、東北地方建設局長の呼びかけにより、平成9年3月に発足しました。5省(建設省、運輸省、農林水産省、郵政省、通産省)9局長が一堂に集い、各省連携による各種情報や支援事業について意見交換を実施しました。これまで4回会議を実施しています。

【会議の風景】






 実施日・会議テーマ

第1回会議(H9.3.13)
「東北における課題及び未来の姿」
「共同でどのような行動を起こしていくべきか」
第2回会議(H10.4.21)
「各省における連携の現状と今後のあり方」
第3回会議(H10.4.21)
「東北地域経済の自立的発展と社会基盤整備について」
第4回会議(H12.1.24)




【工夫した点:5省共同でPRパンフレットを作成】

・まず、5省9局長が連携して各種地域づくりや事業について意見交換できる場を全国に先駆けて設置しました。
・第1回会議を受け、5省共同でPRパンフレットを作成して各方面へ配布しました。
・第3回会議時には東北経済連合会、第4回会議時には東北6県副知事を交えて、
 より広い視点での意見交換を実施しました。


【パンフレット】





【成果:5省が連携した施策実施に向けての場づくりができ、機運も高まっています】

5省9局が一堂に集い会議を続けることで、「縦割り行政」の壁をなくし、今後の東北の地域づくりにあたって、各省が連携して施策を実施できるような場が整い、機運も高まっています。