2.社会資本に関する論点の明確化と臨機の対応
 (13) 維持管理における連携推進
【四国地建】




 道路への愛着心と道路利用者のマナー向上を目指して、地域住民の方々・自治体・道路管理者が連携して行う道路の清掃美化活動「あいロード」を実施し、平成11年度は合計8団体780名が参加しました。
清掃活動にあたっては、3者での役割分担を明確にするとともに、団体名を表示した看板を設置し、活動のPRを行いました。新たなコミュニケーションの機会が生まれただけでなく、清掃活動を通じた沿線の良好なパートナーシップが保たれています。




【目的:道路への愛着心と道路利用者のマナー向上】

地域住民の方々の共有の生活空間である道路への愛着心を深めるとともに、道路利用者のマナー向上を啓発します。


【内容:住民の方々・自治体・道路管理者が連携して行う道路の清掃美化活動】

・「あいロード」は地域住民の方々、自治体及び道路管理者が協力して行う道路の清掃美化活動で、平成9年度から実施しました。
・平成11年度においては、国道33号沿線久万町、国道196号沿線今治市の2地区4区間で実施し、合計8団体約780名が参加しました。
・実施頻度は、原則月1回以上としています。






役割分担

地域住民の方々
・歩道・植栽帯等の清掃美化
 自治体
・収集ごみの回収
・住民の方々と道路管理者
 との連絡調整
道路管理者
・美化活動をPRする看板の設置
・清掃用具の貸与





【団体名を表示した看板】




【清掃作業の様子】




【工夫した点:3者の役割分担を明確にし、団体名を表示した看板を設置】

・3者の役割分担を明確にすることで、互いの信頼関係が生まれました。
・団体名を表示した看板の設置によって、地域住民の方々の清掃意欲の向上を図るとともに、
 ドライバーマナーの向上を図っています。
・意見交換会等、地域住民とのコミュニケーションの機会をつくるとともに、出された意見を
 活動に反映させています。



【成果:清掃美化への意欲向上、協力者も加わって良好なパートナーシップを形成】

・団体名を表示した看板の設置により、これまで以上に清掃美化に対する意欲が高まりました。
・看板の設置により、これまで関心を示さなかった町民の方々も「あいロード」に協力してくれるようになりました。
・道路管理者が行う清掃レベルに比べ、よりきめの細かい高いレベルでの道路空間の維持が可能となりました。
・これまであまり接触の機会がなかった沿線の住民の方々や団体と対話によるコミュニケーションの機会が
 生まれ、良好なパートナーシップが保たれています。