2.社会資本に関する論点の明確化と臨機の対応
 (13) 維持管理における連携推進
【近畿地建】




 道路を守る月間として8月の1ヵ月間、小学生を対象に「道路の大切さ」を理解してもらうためパトロールを実施し、また、事業効果を評価しフィードバックするため高齢者や障害者の方々によるバリアフリー歩道の点検調査と意見交換を行いました。
 小学生一日パトロールでは、道路管理者の意図を身近に知ってもらうことができ、バリアフリー歩道点検調査では、利用者の視点で改善策をより具体的に把握することができました。
 今後は、より一層対話を推進し、施策へ反映させていくとともに、実施地区を拡大していきます。




【目的:「道路の大切さ」の理解、事業効果の評価とフィードバック】

・ 利用者の立場から「道路の大切さ」を理解してもらいます。(小学生一日パトロール)
・ 完成区間の事業効果を評価し、その結果を残りの工事区間に反映させます。(バリアフリー歩道点検調査)



【内容:道路を守る月間として道路の点検・整備、正しい利用方法の指導】

・ 道路愛護思想普及等の一環として、国道9号(直轄区間約76km)の交通安全施設等の点検と整備、道路の正しい利用方法の指導を実施しました。(バリアフリー歩道点検調査)
・ 毎年8月1日〜31日までの1ヶ月間、関係機関等の協力を得て運動を実施しました。 (小学生一日パトロール)


【小学生一日パトロールの様子】




【工夫した点:小学生によるパトロール、老人・身障者の方々による点検調査】

・ 渋滞する道路、不法駐車等の占有実態、及び道路を守るための施設・機械等の実態等を理解してもらうため、
 沿線の小学生(2小学校6名)によるパトロール及び無線通報などを実施しました。(小学生一日パトロール)
・ 八鹿町地元において、「車椅子の通りやすい歩道整備モデル地区」としてバリアフリー化を推進するため、
 「人にやさしい歩道整備推進協議会」を開催し、地区老人クラブ、身障者友の会等に呼びかけ、
 地区内を点検調査し、改善等の意見交換を行いました。(バリアフリー歩道点検調査)



【効果:利用者の視点に立った改善策の具体的な把握ができました】

・ 道路管理者の意図等を身近にわかってもうことができました。(小学生一日パトロール)
・ 老人、障害者等の視点で、改善方策等をより具体的に把握することができました。
 (「車道と歩道との段差」、「カラー舗装・点字ブロックが雨で濡れるとすべりやすい」等の意見が出ました。)
 (バリアフリー歩道点検調査)



【課題及び今後の方針:対話の推進と施策への反映、実施地区の拡大】

・ いただいた意見について、改善できるところについて、工事に反映させていきます。
 (バリアフリー歩道点検調査)
・ 実施地区を拡大し、さらに対話を進めていきます。


【バリアフリー歩道点検調査の様子】