通年施工推進協議会ホームページ

通年施工化推進協議会とは
■通年施工推進協議会発足の経緯
 

 積雪寒冷地域においては、降雪や寒冷などの厳しい自然条件に阻まれて冬期に建設活動が低下します。このため、冬期においては建設業を始め建設資材業などの関連産業の活動や経済活動の活力が失われ、結果として季節的に多くの失業者や出稼ぎ労働者が発生するなど、様々な社会問題が憂慮されてきました。
『通年施工』とは、従来の季節変動型の事業体制を、通年施工型へ移行することによって、こうした社会問題を解決しようとする、最も基本的で有効な手段です。現在、様々な技術の開発により、積雪寒冷地域でも冬期の施工が可能になってきています。これをさらに普及させることによって地域住民の通年雇用の場が確保され、地域経済の活性化や、より良質な社会資本の効率的で安全な整備なども期待されるのです。
 通年施工の協議会は、通年施工化を目指して、昭和51年12月に『通年施工化技術研究協議会』として発足しました。以来、冬期の施工を可能にする技術の調査・研究を続けてきましたが、平成7年5月に通年施工化の一層の普及・推進を目的として、名称を『通年施工推進協議会』と改めました。
  平成20年3月の通年施工推進協議会幹事会では、今日まで32年間の活動で取り組んできた通年施工化技術は、目的としてきた「冬期工事量の確保、労働者の通年雇用」に大きな成果をもたらし、その使命を着実に果たしてきたとの評価が行われました。平成20年度以降の活動は、通年施工化技術の効果を各機関において実証するなど個別の活動に移行することとしました。




戻る