海外におけるＩＳＯ９０００シリーズの適用状況

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オランダ（治水局）（平成９年１月情報）

• １９９７年１月より施工者はＩＳＯ９００１もしくはＩＳＯ９００２の認証取得が要求されている。
• 認証書、オランダの認定機関「ＲＶＡ」だけでなく、他の認定機関の認定書でもよい。
• 発注金額が１０万ギルダー（１ギルダー約６５円として６５０万円）以下のプロジェクトについては適用しない。
• リスクの伴わないプロジェクト、例えば、電気・機械工事、補修工事景観設計については、その内容次第で取扱いを考慮する。
  
  

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アメリカ（平成８年９月）

• ニューヨーク市の　Metropolitan Transportation Authority（米国運輸省の下部団体で、米国最大の橋梁・トンネル会社）は、発注者自らＩＳＯ９００１の米国規格であるＱ９００１を１９９４年１月に取得し、２０００年より受注者へ認証の取得を求める予定。
• ユタ州では、連邦道路庁から得た情報によると、ユタ州発注工事において、ＩＳＯ９０００シリーズの認証取得を受注者に求めることを検討中である。
• アメリカ陸軍工兵隊では、発注者自ら、認証の取得に取り組み、３９部局のうち４部局が１９９７年４月までに認証取得を目指しており、現在２部局が審査中である。
  

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香港（平成８年５月情報）

• Housing Authority

　公共住宅を建設・維持管理する部門である。１９９４年から、工事の入札に参加するために必要となる業者リストへの登録の条件としてＩＳＯ９０００シリーズの認証取得を義務付けている。


• Works Branch

　７つの技術局（建築、土木、Ｅ＆Ｍ，新界の開発、水道、高速道路、排水（治水・下水））と新空港工事を統括する部局で構成されており、Housing Authority が扱う以外の全ての公共工事を取り扱っている。

　１９９６年１０月から、一定のランク以上の建設業者、建築設計事務所、コンサルタント、専門業者に対して、ＩＳＯ９０００シリーズの認証取得を義務付ける。

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シンガポール

• １９９１年、ＭＮＤ（Ministry of National Development）の管轄下にあるＣＩＤＢ（Construction Industry Development Board ）と共同で「ＣＩＤＢ−ＳＩＳＩＲ　ＩＳＯ９０００スキーム」を導入し建設業（コンサルタント、積算、建設、不動産）を専門に２機関連盟で認証を行っている。
• １９９９年７月にはＣＩＤＢの請負業者登録名簿の大型公共工事に入札できる業者を対象として、ＩＳＯ９０００シリーズの認証取得を義務付ける。