水資源に関する施策は、長期的かつ総合的な観点から計画的に推進する必要があります。このため、国土交通省水資源部では、長期的な水需給の見通しを 示すとともに、水資源の開発、保全、及び利用に関する基本的方向を明らかにするために、「全国総合水資源計画」等を策定してきました。
これまでに、1978年に「長期水需給計画」、1987年に2000年を目標年度とする「全国総合水資源計画(ウォータープラン2000)」を策定 してきましたが、その後の水資源をとりまく各種状況が著しく変化したことや、上記目標年度が近づいたことなどから、1999年6月に、2010年から 2015年を概ねの目標年度とした「新しい全国総合水資源計画(ウォータープラン21)」を策定しました。
ウォータープラン21では、健全な水循環系の構築に向けて以下の3つの基本的目標を掲げています。
ウォータープラン21では、「通常の年」(多くの水資源開発施設が利水基準年としている1956年から1975年の20年間で2番目の少雨の年)、 「水不足の年」(近年の少雨化傾向を示している1976年から1995年の20年間で2番目の少雨の年)、「戦後最大級渇水の年」の3段階の降雨状況を仮 定して、2010年から2015年の水需給の見通しを評価しています。
かつてのような水需要の急激な伸びは見られなくなっており、2015年までに完成が予定されている施設の建設が全て見通しどおり進んだ場合には、 「戦後最大級の渇水の年」には供給量が不足するものの「通常の年」や「水不足の年」においては、安定的な供給が可能になると見込んでいます。


作成日:平成15年7月4日/最終更新日:平成23年7月29日