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国土交通省 都市局 公園緑地・景観課
企業のみどりの保全・創出に関する取組みの表題の画像
企業のみどりの保全・創出に関する取組みの表題の画像
 
 
企業情報 西武鉄道株式会社
 
表彰・認定 「生物多様性につながる企業のみどり100選」企業緑地部門
緑の取組み 対象地 飯能・西武の森 埼玉県所沢市
対象面積 敷地面積: 772,995  u うち、緑地面積: 772,995  u
概要
 天覧山・多峯主山に挟まれたこの緑地は、西武池袋線飯能駅から徒歩約20分の位置にあり飯能市街地に近接する場所にありながら、針葉樹林(スギ・ヒノキ)と広葉樹林(クヌギ・コナラ)の豊かな自然に恵まれた環境にある丘陵地である。区域内には奥武蔵遊歩道が整備されていることもあり、沿線住民や飯能市民にハイキングや森林浴で親しまれている場所です。
 平成20年にこの緑地を「飯能・西武の森」と名づけ、自然環境を保全するとともに、計画的に枝打ち・除伐・間伐と遊歩道の整備を行い、親しみやすく明るい安全・安心な森づくりを進めてきている。
 西武グループは、グループビジョンのグループ宣言の中で、「常に、自然環境・地球環境への配慮を忘れません」と掲げている。西武が自然環境保全のために、緑地保全と整備を行うことで、グループビジョンの方針を具体化しており、先進的な社会貢献活動として注目されています。
 また、「飯能・西武の森」の東側の緑地約30haについても平成21年〜23年にかけて枝打ち・除伐・間伐を行い、区域内の奥武蔵遊歩道が明るい安全・安心のハイキングルートとなった。
T.緑地の永続性
 開発目的で取得した広大な緑地は、時代背景の変化のなかで、自然や景観資源としての土地利用に転換されたもので、今後は新たなビジョンを構築し緑地として保全していくことが期待されます。
 西武は景観緑地保全を図るために平成9年〜20年にかけて飯能市景観保全条例に基づく「景観緑地指定」を受けた。
U.緑地の管理
 土地取得後ほとんど手入れされていない森林でしたが、自然環境の保全を目指し、計画的に枝打ち・除伐・間伐を行い、親しみやすく明るい安全・安心な森づくりを進めている。森づくり実施にあたり、飯能市は平成20年7月から動植物調査を実施し、調査報告書に基づき森づくりを進めている。
 森づくりは、行政・自治会・市民団体・環境団体・西武OB等と連携を図りながら協働で進めている。緑地内の谷津田については、はんのう市民環境会議・地元ボランティアと協働で里山再生を行っている。
V緑地の機能の発揮
 飯能市街地に接した丘陵地を「飯能・西武の森」と名づけ保全したことで、地域の自然性が担保され貴重な自然環境・景観資源が継承された。
 緑地内には遊歩道が整備され、ハイキング、森林浴、探鳥会、植物観察会等の利用が多く、市民の森として親しまれている。
全体図の画像
全体図
多峯主山から「飯能・西武の森」と市街地を望むの画像
多峯主山から「飯能・西武の森」と市街地を望む
はんのう市民環境会議 谷津田再生  田植の画像
はんのう市民環境会議 谷津田再生  田植
はんのう市民環境会議 復活祭  谷津田で収穫したお米を炊いての画像
はんのう市民環境会議 復活祭  谷津田で収穫したお米を炊いて
奥武蔵遊歩道   ヤマザクラが遊歩道にの画像
奥武蔵遊歩道   ヤマザクラが遊歩道に
奥武蔵遊歩道沿いに間伐材利用のベンチを設置の画像
奥武蔵遊歩道沿いに間伐材利用のベンチを設置
生物多様性に配慮  ホトケドジョウの画像
生物多様性に配慮  ホトケドジョウ
埼玉県指定天然記念物 ハンノウザサの育成地の画像
埼玉県指定天然記念物 ハンノウザサの育成地
野外学習の場所として  中野区民エコツアー 間伐体験の画像
野外学習の場所として  中野区民エコツアー 間伐体験
資産管理部用地事務所 森づくり直営部隊の画像
資産管理部用地事務所 森づくり直営部隊
資産管理部用地事務所の指導で社員間伐体験の画像
資産管理部用地事務所の指導で社員間伐体験