平成13年1月23日発表
(貨物輸送)
10月の貨物輸送は、前年同月比で内航海運(油送船)が減少したものの、その他は増加した。
- JR(貨物)のうち、コンテナは農産品、酒・ビール、生野菜青果物が減少したが、繊維工業品、その他工業品、化学薬品等が増加したため前年同月比で0.8%増、車扱はその他(空港建設に伴う土砂等)、紙・パルプ、車両、石灰石等の品目が増加したため同10.8%増、全体では同5.3%増であった。
なお、12年11月(速報)は、コンテナが同5.2%増、車扱が同5.9%増、全体では同5.6%増となっている。
貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、農水産品が減少したが、日用品が増加したたため前年同月比で3.5%増となった。
一般トラックは、同1.0%増となった。
なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比5.2%増となった。
内航海運のうち、貨物船は、その他の特種品、石炭、砂利・砂・石材、穀物、他の非金属鉱物等が減少したが、紙・パルプ、石灰石、セメント等が増加したため前年同月比で6.7%増となった。
油送船は、全品目が減少したため同13.6%減となった。
外貿コンテナ(8月分)は、輸出は前年同月比8.0%増、輸入は同21.3%増となった。
自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比2.1%増となった。
航空は、国内線は前年同月比3.8%増となった。
一方、国際線は同1.2%増となり、12年11月(速報)は同1.4%減となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入(継越貨物を除く)をみると、輸出は、前年同月比2.1%増、輸入は同5.9%増となった。
なお、12年11月(速報)は、輸出は前年同月比5.0%増、輸入は同7.1%増となっている。冷蔵倉庫(東京都所在事業所)は、入庫高が前年同月比9.2%増、保管残高が同10.0%増倉庫回転率が0.9ポイント減の46.7となった。
普通倉庫(大手21社)は、入庫高が前年同月比10.7%増、保管残高が同2.1%増、倉庫回転率が同3.7ポイント増の50.8となった。
(旅客輸送)
10月の旅客輸送は、前年同月比でタクシー、航空(国際線)が増加したもののその他は減少した。
- JR(旅客)は、前年同月比0.2%減となった。このうち、定期旅客は同0.1%増、定期外旅客は同0.7%減、新幹線旅客は同1.0%増であった。
民鉄は、前年同月比0.6%減となった。このうち、定期旅客は同1.1%減、定期外旅客は同0.2%増であった。
なお、12年11月(速報:15社)は、前年同月比0.8%減となり、このうち、定期旅客は同1.5%減、定期外旅客は同0.5%増となっている。バス(都営バス及び乗合11社)は、前年同月比5.0%減となった。
なお、高速バス(関東圏−近畿圏間)は、同1.7%減となった。
(注)関東圏(1都3県)、近畿圏(2府4県)の34系統対象。タクシー(東京)は、前年同月比1.5%増となった。実働率でみると1.0ポイント減の86.5実車率でみると同0.2ポイント増の44.5となった。
なお、12年11月(速報:35社)は、前年同月比6.9%増となっている。航空は、国内線は、前年同月比0.5%減となった。このうち、幹線は同3.4%増、ローカル線は同3.2%減であった。
一方、国際線は同9.9%増となった。
なお、12年11月(速報)は、国内線は前年同月比4.1%増、このうち、幹線は同7.2%増、ローカル線は同1.9%増となっている。国際線は同10.9%増となっている。
出入国の動向(速報)をみると、出国日本人数は前年同月比9.9%増、入国外客数は同6.3%増となった。
(輸送関連)
- 旅行取扱額(主要50社)は、国内旅行は前年同月比0.1%減、海外旅行は同4.8%増となった。
なお、12年11月(速報:4社)は、国内旅行は前年同月比0.9%増、海外旅行は同10.0%増となっている。
ホテル(東京及び大阪14ホテル)の稼働率は、前年同月比0.6ポイント減の81.8となった。
なお、12年11月は、前年同月比0.8ポイント増の84.4となっている。
新車登録台数は、前年同月比6.5%増となった。このうち、旅客車は同6.4%増(普通車同5.7%減)、貨物車は同10.1%増であった。
なお、12年11月は、前年同月比4.8%増(旅客車同5.1%増、貨物車同5.0%増)となっている。
軽自動車新車販売台数(軽二輪車を除く)は、前年同月比4.7%減(軽乗用車同3.1%減、軽貨物車同8.0%減)となった。
なお、12年11月は、前年同月比4.4%減(軽乗用車同0.9%減、軽貨物車同10.5%減)となっている。
自動車保有車両数は、前年同月比1.2%増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の12年11月は、前年同月比0.3%増となっている。
高速道路(日本道路公団)の利用台数は、前年同月比0.1%増となっている。
なお、12年11月は、前年同月比1.5%増となっている。
- 交通経済指標データ1〔SYLK形式〕 (JR貨物、特積みトラック・一般トラック・宅配取扱個数)
- 交通経済指標データ2〔SYLK形式〕 (内航海運(貨物船・輸送船)、外航海運(輸出・輸入・三国間)
- 交通経済指標データ3〔SYLK形式〕 (外貿コンテナ、航空貨物(輸出・輸入)
- 交通経済指標データ4〔SYLK形式〕 (航空貨物(国内・国際)、冷蔵倉庫)
- 交通経済指標データ5〔SYLK形式〕 (普通倉庫)
- 交通経済指標データ6〔SYLK形式〕 (JR旅客輸送人員、民鉄輸送人員(計))
- 交通経済指標データ7〔SYLK形式〕 (民鉄輸送人員(定期・定期外)、バス、タクシー)
- 交通経済指標データ8〔SYLK形式〕 (航空旅客、出国日本人数)
- 交通経済指標データ9〔SYLK形式〕 (入国外客数、自動車航送定期航路、旅行取扱額)
- 交通経済指標データ10〔SYLK形式〕 (ホテル稼働率、新造船受注量・竣工量、新車登録台数)
- 交通経済指標データ11〔SYLK形式〕 (軽自動車販売台数、自動車保有車両数、高速道路通行台数)
All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, Ministry of Land, Infrastructure and Transport