国土交通省
 トラック輸送情報(平成13年11月分)
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平成14年1月30日
<連絡先>
総合政策局情報管理部

 交通調査統計課

(内線28315)

TEL:03-5253-8111(代表)



1.特別積合せ貨物
(1)本月の輸送状況
 調査対象26社の本月の輸送量は6,199,347トンで、前年同月比 91.7% 、前月比100.1%(季節調整済み 100.6%)の実績であった。(図1−1、図1−2参照)
 なお、平均稼働日数は、22.8日、稼働1日当たりの輸送量は271,901トンで、前年同月比 96.1%、前月比106.3%となった。

(図1−1)26社の輸送トン数の推移

(図1−2)前月比・前月比(季節調整済み)・前年同月比

(2)宅配便の輸送状況
 
調査対象26社のうち、宅配便輸送を行っている19社の宅配便貨物の取り扱い個数は155,560,313個であり、前年同月比 96.6%、前月比106.8%(季節調整済み 102.1%)であった。(図2−1、図2−2参照)

(図2−1)宅配便取扱個数の推移

(図2−2)前月比・前月比(季節調整済み)・前年同月比

(3)本月の輸送動向
 
本月の輸送は、前月と比べ、平均稼働日数は1.4日減少し、稼働1日当たりの輸送量は約1.6万トン増加したため、前月比106.3%の実績となった。総輸送量についても先月と比べ約0.7万トン増加したため、前月比100.1%の実績となった。宅配便についても約988万個増加したため、前月比106.8%の実績となった。
 前年同月と比べると、平均稼働日数は 1.1日減少し、稼働1日当たりの輸送量は1.1万トン減少したため、前年同月比 96.1%の実績となった。 総輸送量についても、約56万トン減少したため、前年同月比 91.7%の実績となった。宅配便についても、約555万個減少したため、前年同月比 96.6%の実績となった。       

(4)品目別及び地域別輸送状況
 本月の輸送は、前月と比べ、稼働日数が1.4日減少した事により、全ての品目において減少傾向が見られた。中でも、機械及び化学工業品が関東、中部、近畿において、工場生産地からの貨物減を主な理由として減少している。
前年同月と比べると、全ての品目において減少傾向にあった。中でも、金属製品及び化学工業品が関東・中部・近畿において、工場・生産地からの貨物減を主な理由として減少している。

(表1)品目別増減状況(回答事業者数 26社)[PDF形式

2.一般貨物
(1)本月の輸送状況
 全国の一般貨物トラック事業者(本月の回答事業者数 882社/調査対象事業者数 1,125社)の輸送量は、前年同月比 94.4%、前月比97.3%であった。

(表2)地方運輸局別 前年同月比・前月比

  全国 北海道 東北 新潟 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄
前年同月比 94.4% 98.2% 102.5% 95.6% 89.2% 92.6% 96.9% 97.2% 98.4% 101.4% 95.0%
前月比 97.3% 95.5% 101.3% 98.8% 91.5% 98.3% 104.0% 99.3% 102.5% 101.1% 106.0%

(2)地方運輸局別管内輸送状況(各運輸局より回答のあったもの)

北海道  本月の輸送は、「野菜・果物(ビート)」「木材(原木)」の輸送増、「その他の石油製品(灯油)」需要増が増加要因としてあるが、それ以上に「野菜・果物」の収穫期終了のためと、「砂利・砂・石材」「金属製品」「セメント」等土木工事の終了の影響が大きかったため、前月比95.5%、前年同月比98.2%と共に下回った。
 今後の輸送見通しは、次月及び以降共に下降傾向にある。
東北  本月の輸送は、「穀物」「野菜・果物」に季節的な需要による増減が見られた。又、冬期に入り灯油の需要増から「その他の石油製品」の輸送の増加が目立った。前月比101.3%、前年同月比102.5%といずれも上回る実績となった。
 今後の輸送見通しは、本格的な降雪期を控え、下向きである。
新潟  本月の輸送は、「非鉄金属」で移動保管輸送増、「その他の石油製品」で暖房用灯油の需要増等の増回答が見られた反面、「穀物」で検査米終了のため、「木材」で入船減により、前月比98.8%、前年同月比95.6%と共に下回った。
 今後の輸送見通しは、次月及び以降共に下降傾向にある。
関東  本月の輸送は、前月比及び前年同月比ともかなり大幅な減少となっている。 「穀物」「野菜・果物」「日用品」に微増が見られたものの、「機械」「その他の窯業品」「食料工業品」「その他の製造工業品」等が減少したため、前月比91.5%、前年同月比89.2%と共に下回る実績となった。
 今後の輸送見通しは、次月及び以降共に下降傾向にある。
中部  本月の輸送は、冬期に向けて「揮発油」、季節増を理由に「化学薬品」に微増加が見られたものの、建設工事の減少により、資材の「砂利・砂・石材」の運搬に減少が見られたため、前月比98.3%と下回り、前年同月比も92.6%と下回った。
 今後の輸送見通しは、次月及び以降共に下降傾向にある。
近畿  本月の輸送は、季節的要因を理由に「金属製品(アルミサッシ)」、テレビ輸入増、量販店の新規開店を理由に「機械」で増加が見られたものの、狂牛病による生産調整を理由に「食料工業品」、不況を理由に「機械」に減少が見られたため、前月比104.0%と上回り、前年同月比96.9%と下回った。
 今後の輸送見通しは、次月はやや上昇傾向にあるものの、以降は下降傾向にある。
中国  本月の輸送は、年末期の季節的需要により「繊維工業品」「食料工業品」「日用品」の輸送が増加した。長引く不況や公共工事の減少により、それに関連する「砂利・砂・石材」「鉄鋼」「金属製品」「機械」が減少した。その結果全体としては前月とほぼ同じ程度で推移し、前月比99.3%、前年同月比97.2%の実績となった。
 今後の輸送見通しは、低調の予想である。
四国  本月の輸送は、地域的にみると、香川県及び愛媛県の輸送が前月比、前年同月比ともに伸びたが、徳島県、高知県の輸送が落ち込んだため、前月比102.5%と上回ったが、前年同月比98.4%と下回った。
 今後の輸送見通しは、次月の輸送においては、年末期の需要増が見込まれる。
九州  本月の輸送は、前月に対し若干輸送量が増加している。工事増に起因した「砂利・砂・石材」「工業用非金属鉱物」「鉄鋼」「機械」「その他の窯業品」に現れている。「穀物」「野菜・果物」では増減要因がどちらも多かった。依然として狂牛病の影響で「その他の化学工業品」「動植物生飼・肥料」に増減が見られた。
 今後の輸送見通しは、次月は横這い、以降は減少傾向にある。 
沖縄  本月の輸送は、「穀物(米)」「その他の農産品(切花)」「紙・パルプ(ロールペーパー・板紙)」等が増加した反面、「取り合せ品(引越需要)」が減少した。前月比では106.0%と上回ったが、米国での同時多発テロの影響及び景気低迷により前年同月比95.0%と下回った。
 今後の輸送見通しは、次月及び以降共に上降傾向にある。

(3)運輸局別、品目別増減状況(対前月比) [PDF形式
 回答のあった事業者数をとりまとめた。各欄のうち上段は増加、下段は減少件数である。

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