国土交通省
 鉄道車両等生産動態統計調査に見る平成12年度実績
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平成13年7月19日

1.鉄道車両
(1)受注
 平成12年度の鉄道車両の受注総計は、4,556 両(前年度比 25.7% 減) 1,778億円(19.8% 減)であった。金額の構成比は、国内向け 94.3% (JR 78.8% 、JR以外の民鉄 15.5% )、輸出向け 5.7% であった。
 これを新造・改造・修理別にみると、新造は、2,190両( 9.8% 減)1,737億円(19.5%減)、改造は、28両(39.1% 減)6億円(34.3% 減)、修理は、2,338両(36.1% 減)35億円(27.9% 減)であった。
 新造を、需要先別・車種別にみると、まず国内向けは、2,066両(2.4% 増)1,635億円(1.5% 減)であり、このうち電車は、1,800両(2.2% 減)1,501億円(5.0% 減) ディーゼル車は、61両(238.9% 増)64億円(270.1% 増)、貨物車は、175両(31.6% 増)26億円(8.1% 増)等であった。
 国内向けのうちJR向けは、1,753両(19.6% 増)1,401億円(4.4% 増)であり、このうち電車は、1,520両(9.5% 増)1,284億円(0.2% 減)、ディーゼル車は、52両(940.0% 増) 55億円(938.7% 増)等であった。
 次に、輸出向けは、124両(69.8% 減) 102億円(79.5% 減)と大幅に減少した。これを仕向国別にみると、エジプト向け94両 67億円、パナマ向け18両 13億円、アイルランド向け12両 10億円であった。
(2)生産
 平成12年度の鉄道車両の生産総計は、4,356両(19.7% 減) 1,544億円(12.9% 減)であった。金額の構成比は、国内向け 85.5%(JR57.6%、JR以外の民鉄28.0%)、輸出向け14.5%であった。
 これを新造・改造・修理別にみると、新造は、1,736両(19.9% 減) 1,491億円(13.4% 減)、生産指数84.3(平成7年度=100)、改造は、19両(60.4% 減) 5億円(42.8%減)、修理は、2,601両(19.0% 減) 48億円(15.0% 増)であった。
 新造を、需要先別・車種別にみると、まず国内向けは、1,492両(24.9% 減) 1,268億円(16.8% 減)であり、このうち電車は、1,223両(32.8% 減) 1,159億円(19.1% 減)、ディーゼル車は、34両(26.1% 減) 30億円(36.9% 減)、貨物車は、197両(146.3% 増)31億円(124.9% 増)等であった。
 国内向けのうちJR向けは、1,031両(12.0% 減) 881億円(11.5% 減)であり、このうち電車は830両(21.1% 減) 800億円(13.0% 減)、ディーゼル車は、21両(43.2% 減)17億円(55.1% 減)等であった。
 次に、輸出向けは、244両(36.3% 増) 223億円(13.4% 増)であった。これを仕向国別にみると、エジプト向け94両 67億円、シンガポール向け84両 90億円、アメリカ合衆国向け23両 12億円、ベネズエラ向け20両 24億円、アイルランド向け16両 19億円、香港向け7両 10億円であった。

2.鉄道車両部品
 平成12年度の鉄道車両部品の生産金額は、1,788億円(11.2% 増)、生産指数 120.4(平成7年度=100)であり、出荷金額は、1,784億円(12.0% 増)であった。
 生産金額を品目別にみると、電気機器1,000億円(13.5% 増)、台車及び車体用品332億円(2.8% 減)、ブレーキ装置194億円(微増)、動力伝達装置11億円(1.3% 減)、動力発生装置2億円(17.1% 増)等であった。
 また、出荷金額を納入先別にみると国内向けは、1,529億円(4.3% 増)、輸出向けは、254億円(101.3% 増)であった。

3.鉄道信号保安装置
 平成12年度の鉄道信号保安装置の生産金額は、584億円(7.3% 増)、生産指数 108.9(平成7年度=100)であり、出荷金額は、582億円(6.2% 増)であった。
 生産金額を品目別にみると、電気信号用品423億円(15.0% 増)、分岐器用品143億円(1.2% 減)、機械信号用品17億円(43.7% 減)であった。また、出荷金額を納入先別にみると、国内向けは、573億円(6.3% 増)、輸出向けは、9億円(1.3% 減)であった。
4.索道搬器運行装置
 平成12年度の索道搬器運行装置の生産金額は、69億円(18.0% 減)、生産指数41.8(平成7年度=100)であった。
 生産金額を品目別にみると、特殊索道装置は、22組18億円(29.7% 減)、単体部品は、52億円(3.5% 増)であった。

   鉄道車両の需要先別構成比の推移(PDF形式)


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