平成12年12月8日発表
(貨物輸送)
9月の貨物輸送は、前年同月比で全輸送機関が増加した。 |
貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、繊維工業品、金属製品、農水産品等が減少ししたが、食料工業品、機械、日用品等が増加したため前年同月比で1.8%増となった。
一般トラックは、同2.4%増となった。
なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比5.2%増となった。
内航海運のうち、貨物船は、その他の特種品、砂利・砂・石材、石炭等が減少したが、紙・パルプ、穀物、鉄鋼、セメント、他の非金属鉱物、石灰石等の品目が増加したため前年同月比で12.4%増となった。
油送船は、黒油、ケミカル等が減少したが、LPガス、白油等が増加したため同0.7%増となった。
自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比2.1%増となった。
航空は、国内線は前年同月比5.4%増となった。また、12年10月(速報)は同3.8%増となっている。
一方、国際線は同7.1%増となり、12年10月(速報)は同1.2%増となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入(継越貨物を除く)をみると、輸出は、前年同月比12.2%増、輸入は同15.3%増となった。なお、12年10月(速報)は、輸出は前年同月比2.1%増、輸入は同5.9%増となっている。
普通倉庫(大手21社)(12年7月〜9月)は、入庫高が前年同期比3.1%増、保管残高が同2.0%増、倉庫回転率が同0.5ポイント増の47.1となった。
冷蔵倉庫(東京都所在事業所)(12年7月〜9月)は、入庫高が前年同期比3.1%増、保管残高が同11.2%増、倉庫回転率が同3.1ポイント減の45.1となった。
9月の旅客輸送は、前年同月比でタクシー、航空(国内、国際)が増加したものの、その他は減少した。 |
民鉄は、前年同月比0.9%減となった。このうち、定期旅客は同1.8%減、定期外旅客は同0.4%増であった。
なお、12年10月(速報:15社)は、前年同月比1.0%減となり、このうち、定期旅客は同1.7%減、定期外旅客は同0.1%増となっている。
バス(都営バス及び乗合11社)は、前年同月比5.7%減となった。
なお、高速バス(関東圏−近畿圏間)は、同1.8%減となった。
(注)関東圏(1都3県)、近畿圏(2府4県)の34系統対象。
タクシー(東京)は、前年同月比1.1%増となった。実働率でみると0.9ポイント減の86.9実車率でみると同0.2ポイント増の45.3となった。
なお、12年10月(速報:35社)は、前年同月比2.5%増となっている。
航空は、国内線は、前年同月比5.3%増となった。このうち、幹線は同8.0%増、ローカル線は同3.1%増であった。
一方、国際線は同8.8%増となった。
なお、12年10月(速報)は、国内線は前年同月比0.3%減、このうち、幹線は同3.7%増、ローカル線は同3.1%減となっている。国際線は同9.9%増となっている。
出入国の動向(速報)をみると、出国日本人数は前年同月比6.7%増、入国外客数は同7.9%増となった。
ホテル(東京及び大阪14ホテル)の稼働率は、前年同月比1.2ポイント増の72.1となった。
なお、12年10月は、前年同月比0.6ポイント減の81.8となっている。
新造船受注量(12年7月〜9月)は、総トン数で前年同期比97.1%増となった。
一方、竣工量(12年7月〜9月)は、総トン数で前年同期比27.4%増となった。
新車登録台数は、前年同月比0.8%減となった。このうち、旅客車は同1.5%減(普通車同5.7%減)、貨物車は同5.7%増であった。
なお、12年10月は、前年同月比6.5%増(旅客車同6.4%増、貨物車同10.1%増)となっている。
軽自動車新車販売台数(軽二輪車を除く)は、前年同月比5.6%減(軽乗用車同1.8%減、軽貨物車同12.7%減)となった。
なお、12年10月は、前年同月比4.7%減(軽乗用車同3.1%減、軽貨物車同8.0%減)となっている。
自動車保有車両数は、前年同月比1.3%増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の12年10月は、前年同月比0.3%増となっている。
高速道路(日本道路公団)の利用台数は、前年同月比2.8%増となっている。
なお、12年10月は、前年同月比0.1%増となっている。