運 輸 経 済 の 動 き
運輸経済の動き (平成8年6月)
(貨物輸送)
6月の貨物輸送は、前年同月比で、内航海運(油送船)、航空(国内)が増加したものの、その他は減少した。
JR(貨物)
のうち、コンテナは、農産品、化学工業品等が減少したものの、その他が増加したため、前年同月比で2.4%増、車扱は全品目とも減少したため、同15.5%減、全体では同8.3%減となった。
なお、8年7月(速報)は、コンテナが同8.3%増、車扱が同4.3%減、全体では同0.9%増となっている。
貨物自動車
のうち、特別積合せトラックは、農水産品、食料工業品等が減少したため、全体では前年同月比2.4%減となった。
一般トラックは、同2.6%減となった。
なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比2.2%増となった。
内航海運
のうち、貨物船は、セメント等が増加したものの、砂利・砂・石材等が減少したため、全体では、前年同月比で0.4%減となった。
油送船は、白油が減少したものの黒油が増加したため、全体では、同4.8%増となった。
外貿コンテナ
(5月分)は、輸出は前年同月比2.1%増、輸入は同9.7%増となった。
自動車航送定期航路
は、自動車航送台数は前年同月比3.4%増、旅客数は同10.8%増となった。
航空
は、国内線は前年同月比2.9%増となった。また、8年7月(速報)は同4.0%増となっている。
一方、国際線は同0.9%減となり、8年7月(速報)は同0.2%増となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港の輸出入(継越貨物を除く)をみると、輸出は、前年同月比2.0%減、輸入は同7.2%減となった。
8年7月は、輸出は前年同月比7.1%増、輸入は同8.2%減となっている。
(旅客輸送)
6月の旅客輸送は、前年同月比でバスが減少したものの、その他は増加した。
JR(旅客)
は、前年同月比0.5%減となり、このうち、定期旅客は同1.0%減、定期外旅客は同0.5%増、新幹線旅客は、同0.3%増となった。
民鉄
は、前年同月比0.1%増となり、このうち、定期旅客は同0.7%減、定期外旅客は同 1.5%増となった。
なお、8年7月(速報:15社)は、前年同月比%となり、このうち、定期旅客は同%、定期外旅客は同%となっている。
バス
(東京10社)は、前年同月比5.5%減となった。
なお、高速バス(関東圏−近畿圏間)は、同3.7%減となった。
(注)関東圏(1都3県)、近畿圏(2府4県)の33系統対象。
タクシー(東京)
は、前年同月比1.6%減となった。実働率でみると同1.3ポイント減の91.2 実車率でみると同0.7ポイント減の48.5なった。
なお、8年7月(速報:35社)は、前年同月比1.0%増となっている。
航空
は、国内線は、前年同月比5.6%増となり、このうち、幹線は同4.4%増、ローカル線 は同6.3%増となった。
一方、国際線は、同13.0%増となった。
なお、8年7月(速報)は、国内線は前年同月比6.8%増、このうち、幹線は同6.4%増、ローカル線は同7.0%増となっている。国際線は同8.3%増となっている。
出入国の動向
(速報)をみると、出国日本人数は、前年同月比7.0%増となっている。入 国外客数は同23.8%増となっている
なお、8年7月(速報)は、出国日本人数は、前年同月比0.4%増 、入国外客数は同22.6%増となっている。
(輸送関連)
旅行取扱額(主要34社)
は、国内旅行は前年同月比0.4%減となった。
一方、海外旅行は同4.3%増、外人旅行は同33.3%減となった。
なお、8年7月(速報:4社)は、国内旅行は前年同月比%、海外旅行は同%、 外人旅行は同%となっている。
ホテル(東京及び大阪15ホテル)
の稼働率は、前年同月比6.0ポイント増の72.9となった。
なお、8年7月は、前年同月比7.0ポイント増の70.9となっている。
新車登録台数
は、前年同月比で4.5%減となった。このうち、旅客車は同4.7%減(普通車 同6.4%減)、貨物車同4.2%減となった。
なお、8年7月は、前年同月比5.2%増(旅客車同6.1%増、貨物車同0.7%減)となっている。
軽自動車新車販売台数(軽二輪車を除く)
は、前年同月比3.9%減(軽乗用車同5.1%増、 軽貨物車同13.0%減)となった。
なお、8年7月は、前年同月比3.0%増(軽乗用車同12.4%増、軽貨物車同7.6%減)となっている。
自動車保有車両数
は、前年同月比2.8%増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の8年7月は、前年同月比2.8%増となっている。
高速道路(日本道路公団)
の利用台数は、前年同月比3.6%増となっている。
なお、8年7月は、前年同月比4.2%増となっている。