（貨物輸送）

５月の貨物輸送は、前年同月比で航空（国際線）が増加したものの、その他は減少した。

　 ＪＲ（貨物）のうち、コンテナは、食料工業品が増加したものの、その他は減少したため、 前年同月比で9.9％減、車扱は全品目とも減少したため、同24.3％減、全体では同17.3％減で あった。

　なお、１０年６月（速報）は、コンテナが同4.7％減、車扱が同16.9％減、全体では同11.0 ％減となっている。

　 貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、前年同月比で9.4％減（調査対象２７社のうち２６社の暫定値）となった。

　なお、宅配貨物取扱個数は、前前年同月比2.1％増（同上）となった。

　 内航海運のうち、貨物船は、砂利・砂・石材等が増加したものの、鉄鋼、セメント等が減少したため、前年同月比で15.3％減となった。

　油送船は、黒油、白油とも減少したため、同9.2％減となった。

　 外貿コンテナ輸出は前年同月比4.2％減、輸入は同9.8％減となった。

　 自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比33.3％減、旅客数は同43.1％減と なった。

　 航空は、国内線は前年同月比3.2％減となった。また、１０年６月（速報）は同1.9％増となっている。

　一方、国際線は同0.1％増となり、１０年６月（速報）は同2.5％増となっている。

また、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比2.6％減、輸入は同10.7％減となった。

１０年６月は、輸出は前年同月比8.0％減、輸入は同8.5％減となっている。

５月の旅客輸送は、前年同月比で航空が増加したものの、その他は減少した。

　 ＪＲ（旅客）は、前年同月比1.2％減となった。このうち、定期旅客は同1.9％減、定期外 旅客は同0.3％増、新幹線旅客は、同1.8％増であった。

　 民鉄は、前年同月比1.2％減となった。このうち、定期旅客は同2.1％減、定期外旅客は同 0.3％増であった。

　なお、１０年６月（速報：１５社）は、前年同月比0.4％減となり、このうち、定期旅客は　同0.5％減、定期外旅客は同0.3％減となっている。

　バス（東京１１社）は、前年同月比4.8％減となった。

　なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同8.5％増となった。

　 （注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の３３系統対象。

　 タクシー（東京）は、前年同月比5.1％減となった。実働率でみると同3.1ﾎﾟｲﾝﾄ減の84.6、 実車率でみると同2.0ﾎﾟｲﾝﾄ減の45.3となった。

　なお、１０年６月（速報：３５社）は、前年同月比3.1％減となっている。

　航空は、国内線は、前年同月比3.4％増となった。このうち、幹線は同7.6％増、ローカル 線は同0.9％増であった。

　一方、国際線は、同3.6％増となった。

　なお、１０年６月（速報）は、国内線は前年同月比1.6％減、このうち、幹線は同0.9％増、ローカル線は同3.1％減となっている。国際線は同1.6％増となっている。

　出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比3.4％減となった。 入国外客数は同7.4％減となった。

　なお、１０年６月（速報）は、出国日本人数は、7.2％減、入国外客数は同5.8％減となっている。

　 旅行取扱額（主要33社）は、国内旅行は前年同月比2.5％減、海外旅行は同4.8％減となっ た。

　なお、１０年６月（速報：４社）は、国内旅行は前年同月比3.7％減、海外旅行は同9.2％　減となっている。

　 ホテル（東京及び大阪１５ホテル）の稼働率は、前年同月比5.6ポイント減の71.4となった。

　なお、１０年６月は、前年同月比6.0ポイント減の67.6となっている。

　 新車登録台数は、前年同月比で8.0％減となった。このうち、旅客車は同4.8％減（普通車同9.3％減）、貨物車は同24.9％減となった。

　なお、１０年６月は、前年同月比9.1％減（旅客車同6.2％減、貨物車同26.7％減）となっている。

　 軽自動車新車販売台（軽二輪車を除く）は、前年同月比5.6％減（軽乗用車同2.2％減、軽貨物車同9.8％減）となった。

　なお、１０年６月は、前年同月比7.8％減（軽乗用車同8.8％減、軽貨物車同6.5％減）となっている。

　 自動車保有車両数は、前年同月比1.5％増であった。

　なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１０年６月は、前年同月比1.4％増となっている。

　 高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比0.7％減となった。

　なお、１０年６月は、前年同月比2.5％減となっている。

運輸経済指標データ1〔SYLK形式〕