（貨物輸送）

７月の貨物輸送は、前年同月比で全機関とも減少した。

　 ＪＲ（貨物）のうち、コンテナは、生野菜青果物、食料工業品等が増加したものの、その他が減少したため、前年同月比で5.1％減、車扱は全品目とも減少したため、同19.4％減、全体では同12.5％減であった。

　なお、１０年８月（速報）は、コンテナが同12.2％減、車扱が同26.6％減、全体では同20.0％減となっている。

　 貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、機械、日用品等が減少したため、前年同月比で5.3％減となった。　宅配貨物取扱個数は、同3.1％増となった。

　なお、特別積合せトラックの１０年８月（ 速報：６社）は、前年同月比4.0％減となっている。

　 内航海運のうち、貨物船は、石灰石、セメント等が増加したものの、鉄鋼、石炭等が減少したため、前年同月比で2.5％減となった。

　油送船は、白油が増加したものの、黒油が減少したため、同0.2％減となった。

　 外貿コンテナ輸出は前年同月比2.6％減、輸入は同6.0％減となった。

　 自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比29.1％減となった。

　 航空は、国内線は前年同月比1.1％減となった。また、１０年８月（速報）は同1.0％減となっている。

　一方、国際線は同0.8％減となり、１０年８月（速報）は同1.1％減となっている。

なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比8.9％減、輸入は同7.9％減となった。

７月の旅客輸送は、前年同月比で航空が増加したものの、その他は減少した。

　 ＪＲ（旅客）は、前年同月比1.3％減となった。このうち、定期旅客は同2.2％減、定期外旅客は同0.1％増、新幹線旅客は、同1.9％増であった。

　 民鉄は、前年同月比0.6％減となった。このうち、定期旅客は同1.8％減、定期外旅客は同1.3％増であった。

　なお、１０年８月（速報：１５社）は、前年同月比3.2％減となり、このうち、定期旅客は　同3.7％減、定期外旅客は同2.4％減となっている。

　バス（東京１１社）は、前年同月比5.1％減となった。

　なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同8.2％増となった。

　 （注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の３３系統対象。

　 タクシー（東京）は、前年同月比2.6％減となった。実働率でみると同0.7ﾎﾟｲﾝﾄ減の88.7、実車率でみると同2.2ﾎﾟｲﾝﾄ減の47.2となった。

　なお、１０年８月（速報：３５社）は、前年同月比2.0％減となっている。

　航空は、国内線は、前年同月比0.8％増となった。このうち、幹線は同4.8％増、ローカル線は同1.9％減であった。

　一方、国際線は、同1.7％増となった。

　なお、１０年８月（速報）は、国内線は前年同月比2.5％増、このうち、幹線は同7.0％増、ローカル線は同0.1％減となっている。国際線は同3.0％増となっている。

　出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比4.3％減となった。入国外客数は同4.1％減となった。

　なお、１０年８月（速報）は、出国日本人数は、3.2％減、入国外客数は同0.0％となっている。

　 旅行取扱額（主要33社）は、国内旅行は前年同月比0.2％減、海外旅行は同2.2％減となった。

　なお、１０年８月は、前年同月比1.1ポイント増の69.6となっている。

　 ホテル（東京及び大阪１５ホテル）の稼働率は、前年同月比1.5ポイント減の69.8となった。

　なお、１０年８月は、前年同月比1.1ポイント増の69.6となっている。

　 新車登録台数は、前年同月比で8.4％減となった。このうち、旅客車は同4.9％減（普通車同14.1％減）、貨物車は同29.6％減となった。

　なお、１０年８月は、前年同月比9.7％減（旅客車同6.1％減、貨物車同27.5％減）となっている。

　 軽自動車新車販売台（軽二輪車を除く）は、前年同月比8.0％減（軽乗用車同10.3％減、軽貨物車同4.7％減）となった。

　なお、１０年８月は、前年同月比3.3％減（軽乗用車同0.9％減、軽貨物車同6.6％減）となっている。

　 自動車保有車両数は、前年同月比1.3％増であった。

　なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１０年８月は、前年同月比1.2％増となっている。

　 高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比2.5％減となっている。

　なお、１０年８月は、前年同月比2.5％減となっている。

運輸経済指標データ1〔SYLK形式〕