（貨物輸送）
運輸経済の動き (平成１１年１０月）
（貨物輸送）
| １０月の貨物輸送は、前年同月比でＪＲ（貨物）、一般トラック、内航海運（貨物船）が減少したものの、その他は増加した。 |
貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、日用品が増加したため、前年同月比で1.3％増となった。
一般トラックは、同0.2％減となった。
なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比で9.8％増となった。
内航海運のうち、貨物船（速報１３社）は、穀物、石炭が増加したものの、その他の特種品、紙・パルプ、セメント等が減少したため、前年同月比で0.2％減となった。
油送船は、黒油、ＬＰガス、白油が減少したため4.6％減となった。
外貿コンテナ（９月分）は、輸出は前年同月比1.7％減、輸入は同11.0％増となった。
自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比4.6％増となった。
航空は、国内線は前年同月比3.8％増となった。また、１１年１１月（速報）は同4.4％増となっている。
一方、国際線は同18.8％増となり、１１年１１月（速報）は同16.7％増となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比19.1％増、輸入は同21.2％増となった。
１１年１１月は、輸出は前年同月比16.5％増、輸入は同16.7％増となっている。
（旅客輸送）
| １０月の旅客輸送は、前年同月比で航空が増加したものの、その他は減少した。 |
民鉄は、前年同月比2.4％減となった。このうち、定期旅客は同3.9％減、定期外旅客は同0.2％減であった。
なお、１１年１１月（速報：１５社）は、前年同月比1.7％減となり、このうち、定期旅客
は2.6％減、定期外旅客は横這いとなっている。
バス（東京１１社）は、前年同月比4.5％減となった。
なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同2.6％増となった。
（注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の２８系統対象。
タクシー（東京）は、前年同月比2.8％減となった。実働率は同1.6ポイント減の87.5、実車率は1.2ポイント減の44.3となった。
なお、１１年１１月（速報：３４社）は、前年同月比0.5％増となっている。
航空は、国内線は、前年同月比6.4％増となった。このうち、幹線は同12.3％増、ローカル線は同2.7％増であった。
一方、国際線は、同15.5％増となった。
なお、１１年１１月（速報）は、国内線は前年同月比1.3％増、このうち幹線は同7.8％増、ローカル線は同2.8％減となっている。国際線は同11.1％増となっている。
出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比12.1％増、入国外客数は同4.2％増となった。
なお、１１年１１月（速報）は、出国日本人数は同6.6％増、入国外客数は同9.4％増となっている。
ホテル（東京及び大阪１４ホテル）の稼働率は、前年同月比0.6ポイント増の82.4となった
なお、１１年１１月は前年同月比1.9ポイント増の83.4となった。
新車登録台数は、前年同月比で7.4％減となった。このうち、旅客車は同7.5％減（普通車同4.0％増）、貨物車は同6.7％減となった。
なお、１１年１１月は、前年同月比0.3％増（旅客車同0.8％増、貨物車同2.1％減）となっている。
軽自動車新車販売台数（軽二輪車を除く）は、前年同月比2.4％増（軽乗用車同1.4％減、軽貨物車同11.2％増）となった。
なお、１１年１１月は、前年同月比3.8％減（軽乗用車同9.8％減、軽貨物車同8.6％増）となっている。
自動車保有車両数は、前年同月比1.3％増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１１年１１月は、前年同月比0.4％増となっている。
高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比2.9％増となった。
なお、１１年１１月は、前年同月比0.1％増となっている。
