（貨物輸送）
運輸経済の動き (平成１１年７月）
（貨物輸送）
| ７月の貨物輸送は、前年同月比で特別積合せトラック、航空が増加したものの、その他は減少した。 |
貨物自動車のうち、特別積合せトラック（速報）は、食料工業品が増加したため、前年同月比で0.5％増となった。
なお、宅配貨物取扱個数（速報）は、前年同月比で7.7％増となった。
内航海運のうち、貨物船（速報、１３社）は、石炭が増加したものの紙・パルプ、セメント等が減少したため、前年同月比で5.0％減となった。
油送船は、黒油、ＬＰガス、白油が減少したため7.9％減となった。
外貿コンテナ（５月分）は、輸出は前年同月比0.1％増、輸入は同17.2％増となった。
自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比4.5％減となった。
航空は、国内線は前年同月比2.5％増となった。また、１１年８月（速報）は同6.2％増となっている。
一方、国際線は同16.2％増となり、１１年８月（速報）は同15.0％増となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比17.8％増、輸入は同12.7％増となった。
１１年８月は、輸出は前年同月比15.1％増、輸入は同13.2％増となっている。
（旅客輸送）
| ７月の旅客輸送は、前年同月比で航空（国際）、タクシーが増加したものの、その他は減少した。 |
民鉄は、前年同月比1.4％減となった。このうち、定期旅客は同2.9％減、定期外旅客は同0.6％増であった。
なお、１１年８月（速報：１５社）は、前年同月比1.4％減となり、このうち、定期旅客は2.7％減、定期外旅客は0.7％増となっている。
バス（東京１１社）は、前年同月比3.4％減となった。
なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同1.4％減となった。
（注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の２８系統対象。
タクシー（東京）は、前年同月比0.5％増となった。実働率は横這いの88.7、実車率は同1.0ポイント減の46.2となった。
なお、１１年８月（速報：３４社）は、前年同月比2.6％増となっている。
航空は、国内線は、前年同月比は横這いとなった。このうち、幹線は同3.5％増、ローカル線は同2.5％減であった。
一方、国際線は、同14.6％増となった。
なお、１１年８月（速報）は、国内線は前年同月比3.3％増、このうち幹線は同6.8％増、ローカル線は同1.1％増となっている。国際線は同13.7％増となっている。
出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比1.5％増、入国外客数は同12.2％増となった。
ホテル（東京及び大阪１４ホテル）の稼働率は、前年同月比3.6ポイント増の73.4となった。
なお、１１年８月は前年同月比1.0ポイント増の70.6％となった。
新車登録台数は、前年同月比で13.9％減となった。このうち、旅客車は15.0％減（普通車16.9％減）、貨物車は同5.5％減となった。
なお、１１年８月は、前年同月比0.9％減（旅客車同2.5％減、貨物車同8.9％増）となって
いる。
軽自動車新車販売台数（軽二輪車を除く）は、前年同月比30.4％増（軽乗用車同51.5％増、軽貨物車同2.2％増）となった。
なお、１１年８月は、前年同月比30.3％増（軽乗用車同46.9％増、軽貨物車同6.9％増）となっている。
自動車保有車両数は、前年同月比1.2％増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１１年８月は、前年同月比0.5％増となっている。
高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比0.3％増となった。
なお、１１年８月は、前年同月比1.6％増となっている。
