（貨物輸送）
運輸経済の動き (平成１１年８月）
（貨物輸送）
| ８月の貨物輸送は、前年同月比で内航海運（油送船）、自動車航走台数が減少した ものの、その他は増加した。 |
貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、日用品が増加したため、前年同月比で5.3％増となった。
一般トラックは、同0.4％増となった。
なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比で11.0％増となった。
内航海運のうち、貨物船（速報１３社）は、紙・パルプ、石炭、セメントが減少したものの穀物、石灰石等が増加したため、前年同月比で7.7％増となった。
油送船は、黒油、ＬＰガス、白油が減少したため4.6％減となった。
外貿コンテナ（７月分）は、輸出は前年同月比0.3％増、輸入は同7.8％増となった。
自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比4.2％減となった。
航空は、国内線は前年同月比6.3％増となった。また、１１年９月（速報）は同4.2％増となっている。
一方、国際線は同15.0％増となり、１１年９月（速報）は同8.9％増となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比15.1％増、輸入は同13.2％増となった。
１１年９月は、輸出は前年同月比17.9％増、輸入は同14.0％増となっている。
（旅客輸送）
| ８月の旅客輸送は、前年同月比でタクシー、航空が増加したものの、その他は減少した。 |
民鉄は、前年同月比0.5％減となった。このうち、定期旅客は同1.8％減、定期外旅客は同1.4％増であった。
なお、１１年９月（速報：１５社）は、前年同月比1.8％減となり、このうち、定期旅客
は2.9％減、定期外旅客は0.1％増となっている。
バス（東京１１社）は、前年同月比2.5％減となった。
なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同1.5％増となった。
（注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の２８系統対象。
タクシー（東京）は、前年同月比2.1％増となった。実働率は同0.5ポイント増の84.7、実車率は0.6ポイント減の44.2となった。
なお、１１年９月（速報：３４社）は、前年同月比1.0％増となっている。
航空は、国内線は、前年同月比2.9％増となった。このうち、幹線は同6.4％増、ローカル線は同0.6％増であった。
一方、国際線は、同13.7％増となった。
なお、１１年９月（速報）は、国内線は前年同月比0.5％増、このうち幹線は同5.1％増、
ローカル線は同2.8％減となっている。国際線は同6.7％増となっている。
出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比4.1％増、入国外客数は同7.1％増となった。
なお、１１年９月（速報）は、出国日本人数は同5.1％増、入国外客数は同9.6％増となっ
ている。
ホテル（東京及び大阪１４ホテル）の稼働率は、前年同月比1.0ポイント増の70.6となった。
なお、１１年９月は前年同月比4.0ポイント増の70.9％となった。
新車登録台数は、前年同月比で0.9％減となった。このうち、旅客車は2.5％減（普通車1.2％減）、貨物車は同8.9％増となった。
なお、１１年９月は、前年同月比9.0％減（旅客車同8.5％減、貨物車同12.3％減）となっ
ている。
軽自動車新車販売台数（軽二輪車を除く）は、前年同月比30.3％増（軽乗用車同46.9％増、軽貨物車同6.9％増）となった。
なお、１１年９月は、前年同月比40.3％増（軽乗用車同68.1％増、軽貨物車同7.2％増）と
なっている。
自動車保有車両数は、前年同月比1.2％増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１１年９月は、前年同月比0.5％増とな
っている。
高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比1.6％増となった。
なお、１１年９月は、前年同月比0.1％増となっている。
