国土交通省
国土交通省TOP 予算概要 平成14年度予算概要 第2 概算要求の考え方とポイント
平成14年度国土交通省関係予算概要について
 
 
3.融合・連携施策の本格的推進
国土交通省として、多様な政策手段により総合的に課題に対処。

○他府省との連携・調整を含めた施策の総合的展開

  福祉との連携による高齢者等の居住の安定確保の推進
     公共賃貸住宅の建替えにおける社会福祉施設等の併設を原則化するとともに、 厚生労働省によるLSA(生活援助員)制度の充実と連携し、LSA等によるサービス提供の拠点となる高齢者生活相談所の整備に対し補助を行うことにより、高齢者の一層の居住の安定確保を図る。
  大学を核としたまちづくり事業の推進
     国立大学の整備等と一体となった公園・道路等の都市施設や留学生用住宅の整備等による総合的なまちづくりを推進する。


○都市再生、防災、水循環、交通連携等に係る施策の本格的な融合・連携

  空港・港湾等の拠点と道路・鉄道等のアクセスの強化
     空港・港湾等の拠点及び高規格幹線道路並びにこれらを接続する道路等の重点的な連携整備と機能向上を図る。平成14年度は成田新高速鉄道アクセスの整備に着手する。
  鉄道駅等交通結節点の機能強化
    地下自由通路の整備、道路情報等を提供する交通連携施設の整備等の追加により、従来の交通結節点改善事業を充実し、民間事業と連携した結節点の更なる機能強化を図り、都市の核を形成する。
  低公害車の開発・普及の促進
     低公害トラック・バスの導入に対する補助や低公害車導入のための関係者への働きかけなどにより、短期集中的な低公害車の普及促進を図るとともに、大型ディーゼル車に代替する次世代低公害車について、道路管理用車両にも活用可能な車両の開発や安全・環境上の技術基準等の策定により、その実用化を促進する。
  広域防災拠点ネットワークの形成
     基幹的広域防災拠点等の防災拠点の形成と陸・水・空の輸送機能の確保等によるネットワークの構築により、災害に強い都市づくりを推進する。平成14年度は都市再生プロジェクト第一次決定等を踏まえた検討を行う。
  総合的な静脈物流システム構築
     静脈物流の拠点となる港湾において廃棄物海面処分場及び静脈物流関連施設の整備を推進するとともに、ゴミゼロ型都市形成のための静脈物流システムの構築に係る調査検討等を実施する。平成14年度は都市再生プロジェクト第一次決定の具体化に向けて整備を行う。


○ハード・ソフト施策の一体的実施による施策の展開

  ハード・ソフト一体となった国際海上物流拠点の機能強化
     管制の機能強化等のソフト施策・国際幹線航路の整備等ハード施策による国際物流拠点の機能強化を行う。
  水害・土砂災害・高潮等に対して脆弱な都市構造の打破
     河川改修、下水道整備、鉄道橋梁改良、海岸整備等を連携して行うとともに、ハザードマップの作成等ソフト対策を推進し、中小河川の氾濫など豪雨水害・高潮対策を強化する。


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