畠山 純
国交省の説明会で職員の熱意に触れ、「この人たちと働きたい」と思い国交省を志望。業務の幅広さと生活に密着した政策に魅力を感じた。学生時代は、学業とサークル活動、アルバイトの両立を頑張った。旅行が趣味で、これまで国内外問わず様々なところを旅行しており、働き始めてからも時間を見つけては旅行に行っている。

国土交通省発足25年目(2025年)に入省した国交省25期生が、「これからの25年を展望する」をテーマに座談会を行いました。
※ 所属は取材時(2025年9月)のものです。
畠山 純
国交省の説明会で職員の熱意に触れ、「この人たちと働きたい」と思い国交省を志望。業務の幅広さと生活に密着した政策に魅力を感じた。学生時代は、学業とサークル活動、アルバイトの両立を頑張った。旅行が趣味で、これまで国内外問わず様々なところを旅行しており、働き始めてからも時間を見つけては旅行に行っている。
稲田 優花
海外での企業調査経験等からインフラ海外展開や老朽化対策、観光政策に関心を持ち、国交省を志望した。採用イベントでの職員・同じく国交省を志望する学生との交流が入省の決め手。休日のリフレッシュ方法は、学生時代から続けている茶道教室に行くほか、同期や友人たちと出かけること。
水口 薫
幼い頃から鉄道が好きで、鉄道が地域に果たす役割の大きさに魅力を感じ、国交省を志望。採用イベントで鉄道局の業務に触れ、仕事との親和性を感じて入省を決意した。人と関わることが好きで、学生時代は飲食店の接客業に汗を流した。趣味はスポーツ観戦。社会人になってからは、休日に映画を観たり、ドライブに行ったりすることが増え、公私ともに充実した日々を送っている。
髙野 穂乃香
学生時代にローカルバスで飲食店を巡るなどの経験から、地域交通の課題に興味を持ち、旅行好きもあいまって国交省を志望。国交省の所掌業務の幅広さにも魅力を感じた。学生時代は、選挙の投開票に関わる深夜遅くまでのアルバイトや、企業の忘年会スタッフなど、「変わったアルバイト」をしてきた。最近は休日に苔テラリウムや多肉植物を育てることも、楽しみのひとつ。
西 琴江
学生時代に土木を専攻。河川整備基本方針を読み、日本の河川政策に魅力を感じ、入省を決意。休日は、同期や友人と旅行に行ったり、福岡や埼玉で野球観戦をしたりしている。ポジションが明確に異なる9人が個性を磨き、自身の役割を果たす姿を見て活力をもらっている。
池田 陽大
海外旅行で実感した課題を「自分で変えたい」と思ったこと、将来的なインフラの連携の必要性を感じたことから国交省を志望。学生時代はクラブチームでラグビーに取り組み、プレイヤーだけではなく、主務としてチームマネージメントを行った。休日は趣味の旅行に出かけたり、旅行の予定表を考えて楽しんでいる。
国土交通省は令和7年1月で発足から25年目を迎えました。我々はこの節目の年に採用された国交省25期生です。入省して半年が経とうとしていますが、今日は新人ならではの目線で、皆さんとざっくばらんにお話しできればと思います。よろしくお願いします!
元々地方が好きだったので、地方に関わる政策を担う省庁で働きたいと思い、他省庁含めて採用イベントに参加しました。そうしたなかで、国交省の職員の方々とお話をしたときに職場の雰囲気が自分に合いそうだと直感的に感じたとともに、仕事に対する強い思いを感じました。そんな方々と一緒に働きたいと思ったのがきっかけです。また、国交省の業務は幅広く、生活に密着している点に親近感や使命感を覚え、ここで働いてみたいと思いました。
大学・大学院を通じて開発経済学や途上国研究をしていたことです。ラオスやタイで企業調査をした経験もあり、地方にルーツがあることから、インフラ海外展開、老朽化対策、公共交通政策や観光政策などに関心を持ち、振興と規制の両方ができる点に魅力を感じて志望しました。決め手となったのは、サマージョブや職員訪問でお会いした職員の方々、また後に同期となる学生たちとの交流です。この人たちと一緒に働きたいと思うとともに、自分が長く働けるビジョンを描くことができました。また、入省前に次官のお話を伺ったことも、就職先を決める後押しになりました。
幼い頃から両親に旅行へ連れて行ってもらい、全国各地を訪れる中で、交通インフラが持つ地域への影響の大きさを実感したことがきっかけです。交通インフラは地域の足であり、観光資源であり、時にはまちの象徴でもあります。それを維持・支援するためには、国の立場から進めていくしかない!と思い、志望しました。また、官庁訪問や説明会を通じて、乗り物が好きな自分にとって、モチベーションを保てる職場だと感じたことも理由です。実際、入省後すぐの研修では、鉄道の車両基地を視察しました。
就職活動を始めた当初は、漠然と公務員がいいなと思っていましたが、自分なりに調べたりイベントに参加したりする中で、国交省の業務の幅広さに魅力を感じました。規制と振興の両面があり、鉄道・航空・住宅・土地など、分野が多岐にわたる点が面白そうだと思いました。人との交流や知見の広がりが期待でき、飽きのこない職場だと感じました。また、旅行が好きで、地元のローカルな飲み屋や、病院と駅しか行かないバスに乗って、コミュニティカフェで100円のコーヒーを飲むような体験を学生時代にしていました。そうした経験から、地域の交通の違いや面白さに興味を持ち、ローカルからグローバルまで幅広く関われる点に魅力を感じて、国交省を志望しました。
私は大学で土木を専攻していたため、国交省は割とスタンダードな進路でした。日本の河川とダムが好きだったので、それなら国交省かな、と漠然と思っていたのですが、自分の中できっかけになったのは、研究の過程で、国交省OBの恩師に出会ったことと、とある河川の河川整備基本方針を読んだことです。その中には河川の理想像が書かれていて、国交省の意見だけでなく、関係者全員の意見が丁寧に反映されていて、言葉の一つ一つに気を遣っていることが伝わってきました。また、先生は、お守りのような言葉を幾度となく授けてくださいました。そうした「関わるすべての人の声に耳を傾け、誠実に応える姿勢」や、「言葉を通じて思いを丁寧に紡ぐ姿勢」に感銘を受け、入省しました。
また、高野さんがおっしゃっていた「幅広さ」にも魅力を感じていました。この広さには、業務領域の広さと、本省での企画・立案業務から現場での最前線の業務まで関わることができるという、2つの意味があると考えています。 今は事務所で現場に近い仕事をしていますので、その広がりの中にいることの面白さを日々実感しています。
私は皆さんと被る部分も多いですが、小さい頃から海外旅行が好きで、行く機会も多くありました。日本は島国なので、海外に行くには飛行機か船が主な手段ですが、旅行者目線で「使いにくいな」と思うことが多くありました。だから、「もう自分で変えるしかない」と思って、少しでも良くなればいいなという気持ちで志望しました。自分が良くなると思うことは、誰かのためにもなると思ったからです。
航空会社ではなく国交省を志望した理由は、今後のインフラはもっと組み合わせが必要になると考えたからです。現在は局ごとに分かれていますが、今後はもっと連携が求められると思います。そうした多様な組み合わせが考えられる点で、国交省を選びました。



鉄道局(総務課)で国会担当の窓口を務めています。主に国会質問や、議員事務所からの依頼などを各課室に割り振り、円滑に作業が進むよう調整しています。また、地方自治体や民間企業からの様々な要望活動の窓口も担当しています。
住宅局(住宅生産課)で主に課内の窓口業務を行っています。省内外からの資料照会を取りまとめるほか、課で所管する事業について、地方自治体や事業者・消費者の方からのお問い合わせにも対応しています。
不動産・建設経済局(不動産市場整備課)で税制担当をしています。不動産の流動化や土地の有効活用に資する税制について、統計ソフトを用いて政策の効果・必要性を分析しています。特に令和8年度税制改正においては、住宅局や都市局など他局にまたがる税制の取りまとめも担当するほか、定常業務では地方自治体や宅建業者の方からいただくお問い合わせに対応しています。
港湾局(港湾計画課)で港湾計画に関する業務を担当しています。各港湾には「港湾計画」があり、今後その港をどうしていくかという方針が定められています。計画を一部変更または改訂する場合は、その必要性を精査するとともに、審議会(港湾分科会)に諮る必要があるため、そのロジも担当しています。皆さんとの違いとしては、地方整備局との電話の機会が非常に多く、現場と密に関わる業務を行っています。
関東地方整備局荒川上流河川事務所(工務課)で、現在、「入間川流域緊急治水対策プロジェクト」の工事の一部を担当しています。荒川の支川の一つである入間川、そのさらに支川の越辺川、都幾川で、令和元年東日本台風の際に破堤や越水が発生しました。それを機に、堤防整備や河道掘削などを集中的に行うプロジェクトです。工事完了に向けて、事務所全体で「終わらせるぞ」という一体感を持って取り組んでいます。
また、一年目であるにも関わらず、関東建設技術展2025(C-Xross)という展示会の準備やDX推進に関する業務にも横断的に関わらせていただいており、若手を育てよう、支えながらも挑戦(勉強)させてあげようという組織の風土をありがたく感じています。
航空局(航空ネットワーク企画課)で、空港に関する法令業務を担当しているほか、業界が抱える課題の解決に向けた検討を行っています。例えば、グランドハンドリング業界の課題に対応するため、労働環境の改善や取引適正化ガイドラインの策定に携わっています。現場視察の機会もあり、霞ヶ関の本省で働きながら、空港で働く現場の方々の声を聞いて仕事ができる点が面白いと感じています。
職場には、管制官、民間企業、弁護士、地方自治体からの出向者など、バックグラウンドの異なる職員が多数在籍しています。日々の業務は多角的な視点で進められており、多様性があることで議論が活発になり、柔軟な発想が生まれる環境となっています。
入省前は国交省のプロパー職員が多いものと思っていましたが、私の職場も、民間企業や他省庁からの出向者が多く、色々な話を聞くことができ、出向元との繋がりからスムーズに業務が進んでいく様子を目にします。国交省という枠を超えて、様々な業界や他省庁などとの人事交流があることに驚きました。
職場には民間企業、弁護士などの出向者の方が多く、専門的な相談がすぐにできる環境です。多様なバックグラウンドの方がいることでディスカッションが盛んですし、若手の視点も尊重されているので風通しの良い職場だと感じます。また、高野さんも仰るように、色々な人のつながりが課題解決の糸口になることが多々あり、そこが国交省の強みだと思います。
私の職場は、基本的には外部からの出向の方はおらず、皆さん関東地方整備局の中で異動されています。「この河川については本当に詳しい、関東の河川事情については任せて」というような方が結構いらっしゃるので、そこが聞きやすいし、頼りにしやすいです。皆さん優しくて和やかな雰囲気です。本省の雰囲気はいかがですか?
雰囲気はとても優しくてフランクです。逆に気が緩みそうになるくらい、自分らしくいられる職場で、助かっています。
鉄道局総務課には出向者は少ないですが、鉄道局全体では出向者の方も多く、出向元も自治体や民間企業など、千差万別です。仕事を割り振った際に「出向元ではどんな対応をしていましたか?」と聞くと、出向元の色々な事情が聞けて面白いです。
皆さんと同じく、風通しの良さや温かさを感じています。私の席はウォーターサーバーがあるスペースに近いのですが、班が異なるためいつもは関わりがない先輩も話しかけてくださります。そのおかげで業務を進めやすくなることもあるため、コミュニケーションの大切さを感じています。そういうコミュニケーションが取りやすい職場だなというのを、日々感じております。



正直、入省前は、国家公務員という言葉から、「ロジックを大切にする」というようなイメージがありました。もちろんそういう面はありますが、それだけではなく、ちゃんと生身のやり取りをして、現実の中で折り合いをつけていく面もあり、人間味があるなと感じたところがギャップかなと思います。
入省前は、公務員というとどうしても堅いイメージが拭えなかったのですが、実際に働いてみると、積極的に休暇をとれる雰囲気であったり、お土産やお菓子を課内の方からいただいたり、すごく優しい雰囲気があります。服装も結構自由で、かりゆしを着ている人も多く、むしろ堅いイメージとは真逆でした。
お土産といえば、私は袖机にお菓子を常備していて、班内では「今日は何を入荷したの?」などと話題にしていただくこともあります。今の時期は、皆さん夏季休暇をとられることもあり、海外のお土産、レアなチョコレートなどをいただいて、学生時代のような温かくユニークな交流もあります。
1年目だとどうしても業務についていけなくて、おいていかれているなという気持ちになったり、話したことがない方もたくさんいたりと、不安があるのかなと、入省前は思っていたのですが、今は、とてもフランクな空気のもとで業務に取り組めています。
お土産を通したコミュニケーションといいますか、ネットワークって、確かにあるなと思います。私の課内でも誰かがどこか出張や旅行に行った際のお土産のお菓子が常に置いてあり、私もお菓子をいただくことが多々あります。反対に自分が旅行に行った時には、職場の皆さんにどんなものを買っていこうかと、少しワクワクしながら選んだりすることもあります。お土産がコミュニケーションのきっかけになったり、話が弾んだりというのは、非常に面白いと思いました。
入省直後の研修から戻った後、1年目の職員でも実務を担当させてもらっています。最初は戸惑いもありましたが、とても貴重なことだと感じています。一方で職場に貢献できているのか、という不安もありますが。
パワフルな人が予想以上に多くて、金曜日の勤務後に、「今からちょっと飛行機乗って沖縄行ってくるね、月曜日に戻ってくるから。」という方もいます。精神的な面でも体力的な面でも、すごく元気で明るい方が多い印象です。
先輩方が元気でパワフル、というのはとても共感できます。事務所の皆さん、通常業務が忙しくても現場志向の方がとても多くて、現場への訪問が活発です。担当や若手だけではなく、課長や所長が工事現場に同行することもよくあり、実際の川の状況や住民の要望を直接受け止めて業務を進めるスタイルが根付いています。
現場といえば、国会の予算審議を見させていただく機会がありました。普段携わっている国会業務の一つ一つは、縁の下の力持ちみたいな、自分の仕事が形になっているところをあまり想像できなかったのですが、実際の審議や答弁の様子を見ると、自分のパソコン業務一つ一つも、国会運営を確実に支えていると感じられて、モチベーションになりました。
私生活では、国交省の同期は旅好きが多くて、内定後からよく皆で旅行に行きます。前回の同期旅行でも、道路局の同期が国道の標識を指差して「国道番号ってどうやって決まってるか知ってる?」と話し始めるなど、いい意味でずっと仕事の話をしていました。それができるのは、街中に国交省が所管しているものがたくさんあるからこそだと思います。採用イベントで伺った、「朝起きてからここに来るまで、家も、水道も、道路も、鉄道や自動車も、もし旅行に行くなら船や飛行機も。万が一の災害への対策に至るまで、『陸海空、生活のあらゆる分野で安心安全を守ること』において国交省が絡まないものなんてないんだ」というお話を覚えています。同期と旅行に行くことだけでも、それを強く感じました。
旅行に行っていても仕事の話をしてしまうくらい、みんな所管分野のことが好きなのですね。そのような熱い気持ちを持った仲間に恵まれて幸せです!
さて、国交省は令和7年1月に発足25年目を迎えました。これを踏まえて、これまでの歩みを振り返るとともに、これからの25年を展望する「MLIT Road25」を実施しているわけですが、今年入省した我々は、先輩方のように国交省のこれまでの25年を振り返るということは難しいかと思います。その代わり、新人職員ならではの、まっさらな視点と気持ちで、今後の25年に向けた思いなどを皆さんと共有し、お話しできればと思います!
50歳手前になる頃には、幹部を補佐する立場として、後輩を育てながら政策の実行を担う存在になっていたいと思います。自分の業務の一つひとつが、より現場や政策などと密接に関わってきていると思うので、自分がやらせていただいている仕事のスケールの大きさを認識し、プライドと使命感を持って働いていきたいと思います。
役職ではなく、「この仕事なら池田さんに任せたい」と言われるような信頼される職員になりたいと思っています。マネジメント面では、積極的に部下とコミュニケーションをとりたいと思います。先日課長から話しかけられ嬉しかったので、私も積極的に1年生などに話しかけて、コミュニケーションをとって、団結力ある課にしていきたいなと思いました。
活気ある、和気あいあいとした、一人ひとりの能力を引き出して、団結力のある組織が作れるような職員になれたらいいなと思いますね。
確かにそうですね。団結力とは、互いに協力し、支え合うことで今、自分が困った時に頼れるのは先輩が成し遂げてきたことや、仕事への姿勢だと思います。だからこそ、25年後には、今度は自分が新人の足元を照らす存在となりたいです。そして、同じ目標に向かって歩む“同志”として、時には頼りにし合える関係を築いていきたいです。その時のため、これから出会う方々から多くを吸収し、不安の尽きない未来を歩む灯として、学びや経験を次世代へ手渡していきたいと思います。
25年後には恐らく管理職として組織を率いる立場になりますが、どの仕事や職位でも、あるいはどのライフステージでも、それを楽しんで働いていられる、余白を持った職員、上司でありたいと思います。海外勤務や地方整備局などの現場に近いところで政策を考えたり、家庭をもったり、様々なライフイベントを自分の糧として豊かに消化できる職員でいたいですし、それを経て得られるいくつもの目線をもって政策課題に向き合える職員になりたいです。
25年後には、家族から、「国家公務員ってかっこいいね」と思ってもらえるような働き方をしていたいと思っています。家庭での経験も、仕事のマネジメントやコミュニケーションに活かし、両立できる職員になりたいと思います。今は目の前の締め切りに追われる日々ですが、25年後には「何のためにこの仕事をしているのか」を大きな視点で捉えられるようになりたいです。初心は忘れずに器の大きな職員になりたいと思っています。
先ほどは仕事のことで25年後を考えていましたが、今の職場では働きやすさを感じられているので、仕事とプライベートの両方で新しいことにチャレンジしていきたいです。
今の1年生の目線を25年後の50歳になっても持っておくというのが、プライベートで培う必要があるのかなと思っています。国交省にかかわるモノ、住宅や建築、河川など全て、必ず利用者がいます。25年国交省で働き続けてもなお、変わらず一般社会の目線で、利用者にとって何が利用しやすいかという目線を持ち続けることを、私は旅行が好きなので自分の足で稼ぎながら、ライフスタイルとして生きていきたいと思います。




難しい質問になってきますが、国交省がこういう組織であって欲しい、こういう職場になってくれればいいなといった期待をお伺いしたいと思います。
より部局間の連携が進むと良いと考えています。今後のインフラは、分野がより複雑に絡み合ってくると思うので、より横断的に連携できれば、より良い仕事ができるのではと思います。例えばこの座談会のように色々な職種、部局の人が話し合って、積極的に交流して、局を超えた取組があってもいいと思います。
確かに、これまで意外と他局の人と話す場面は少なかったと思います。この座談会は、25期生という共通項がありますが、こういった場で話すことで、皆さんの仕事内容や考え方を知ることができ、新たな視点が得られました。
私も同じような意見を持っています。
将来的には、AIやITツールを積極的に活用して、即時に情報共有したり、業務工程を減らせれば、より生産性が上がると思います。
住宅局から都市局、不動産・建設経済局など関係する他局に連絡する際も、とりまとめの担当者をいくつも経て連絡するよりは、一度に情報が広く渡る仕組みがあると、働きやすさや連携のしやすさにつながるのではないかと感じています。
国交省は、国民生活のインフラを幅広く所掌していますので、国民の皆さんからは「生活をより豊かにしてくれる組織」として見られていると思いますし、そうあり続けなければならないと思います。
実際、所掌が広い分、まわりの友人からは「国交省って何をしているの?」と聞かれることもあります。イメージが漠然としている方も多いですが、生活の中には国交省の取組があちこちにあるので、より身近に感じてもらえるような取組を進めていきたいです。外からの目線に加えて、内側からの目線では、池田さんや高野さんがおっしゃっていたように、より部局間の連携が進み、いろんな人が仕事に関われる職場であってほしいと思います。 今はメールのやり取りが多く、1件の調整に2、3回メールを送ることもありますが、上司と先輩がTeamsのチャット機能を活用して、やり取りを減らし、業務を効率化しようとしてくださっています。そうした工夫を通じて、仕事を進めやすい職場になっていけたらと思います。
皆さんがハード面として仕事のやり方について話してくれたので、私はソフト面として、国交省の「雰囲気」に触れたいのですが、「仕事が楽しい!」と思える雰囲気がずっと続いてほしいと思っています。官庁訪問や採用活動において、お会いした職員の方々が「これ改正したの私なんです。実際に○○が変わって…」や、「あれを成立させたのは僕なんですが、すごく大変で…でも△△が良くなったから、頑張ってよかったなと思うんです」と楽しそうに話されていたのが印象的でした。中央省庁の仕事は誰かがやらなければならないし、その分忙しい時もありますが、みんなが「仕事が楽しい」と思えていれば、何事もうまくいくのではと感じています。事務系、技術系、民間や自治体からの出向者など、様々な人がチームにいることで生まれるアイデアやイノベーションを大事にできる組織であればいいと思います。
稲田さんが「楽しく」「イノベーション」とおっしゃっていたように、これからの時代は特に、難しい課題に前向きに向き合う姿勢が大事だと思います。気候変動や人口減少への対応だけでなく、社会基盤に付加価値をつけて整備していく必要があると感じています。
社会基盤は大きな器のようなもので、国民の皆様の思いや未来への希望が注ぎ込まれて初めて、その存在が完成すると考えています。器の形状や容量を課題に応じて整えるだけでは、社会情勢の変化や多様化するニーズによる、新たな思いを受け止めることができず、やがては機能を失い、死んだ財産となってしまいかねません。
複合的かつ予測困難な課題が絶え間なく押し寄せる時代だからこそ,社会基盤の整備を担う国交省には、単なる対処ではなく、展望的で開放的な視野が不可欠であると感じています。
一番強くあるのは、就活生の時にお話させていただいた職員の方々への感謝です。大学院の客員教授として官房長がいらっしゃっていたこともあり、学生の立場から見ても「国交省の人って、すごく楽しそうに働いているな」と思っていました。
今、その方々と一緒に働けていることが嬉しくて誇らしい一方で、慣れないことも多く、「なんでこんなことに気づかなかったんだろう」と思うようなミスをして上席の方に迷惑をかけてしまうことも多く、心苦しさもあります。
でも、そこで止まらず、1つでも多く学びを見つけて、知識を吸収し、成長していきたいと思っています。25年後には、自分が学生を迎える側になっているはずなので、「あの職員、楽しそうに働いているな」「一緒に働きたいな」と思ってもらえる存在になれたら、先輩方から学んだことを体現できているのではないかと思います。日々頑張っていきたいです。
今の稲田さんの「楽しそう」という話を聞いて思ったのですが、私は「疲れた」と言いながら笑っていられるような人間になりたいと思っています。大変な時でも明るく「疲れた~!」と言える人の方が、職場の雰囲気も明るくなると思うんです。
また、先輩へのメッセージとしては、先輩方が本当に偉人のように見えていて、私のミスをミスにさせないところがすごいなと感じています。例えば「上記に添付してあります」と書いて添付を忘れてしまうようなミスも、すぐに「忘れてるよ」と教えてくださります。
忙しい中でもこちらに目を配ってくださることに、いつも助けられています。働き方は人それぞれですが、自分がモデルにしたい先輩を見つけて、その人に少しでも近づいていきたいと思っています。
池田さんがおっしゃる通り、先輩方は本当に偉人のように見えています。私は先輩と上司の3人で業務を進めているのですが、いつも「これはこうやってね」と細かく指示してくださるおかげで、一つ一つの仕事を確実にこなせています。
もちろん、資料の添付忘れや題名のミスなどもしてしまいますが、そういう時もすぐに気づいて「大丈夫だよ」と声をかけてくださるので、悩まずに前向きに働けています。今はまだ右も左も分からない新人ですが、少しでも役に立てるように、将来はそんな先輩になれるよう頑張っていきたいです。
私も先輩方の経験値に日々助けられています。資料の文言をどう言い換えたらいいか分からない時に「すみません」と持っていくと、パパッと直してくださって、「これが経験だな」と感じます。
一方で、若手の意見も大切にしてくださって、「これで分かりづらいところない?」「一般の目線でどう思う?」と、こちらの率直な感想も聞いてくださります。
経験に助けられながらも、若い視点を取り入れてくださることで、働きやすさや自分の成長にもつながっていると感じています。そうした期待やサポートに応えられるよう、少しでもできる仕事を増やしていきたいです。
まだまだ分からないことも多いですが、日々先輩の背中から学ばせていただいています。
皆さんがおっしゃっていた通り、私も日々迷惑をかけてしまっているのですが、先輩方は知識や技術だけでなく、仕事への向き合い方や人生の指針となるような姿勢を見せてくださる方が多く、それが国交省の魅力だと思っています。
これからも多くの職員の方と関わっていくと思いますが、「憧れさせてください」というのが、私から先輩方へのメッセージです。
そうですね、先輩と言っても2、3個上の先輩もいれば、課長やそのさらに先輩といったように色々な先輩がいると思いますが、そうした方々のこれまでのご活躍の結果として、この25年間で築きあげられてきた伝統があると思います。そういった伝統を継承しつつ、一方で新しい価値観、考え方も積極的に取り入れていただき、先輩方と若者で、より良い国土交通行政を築き上げていきたいと思っています。先輩方の皆様からのご指導、ご意見を賜りつつ、進化し続ける組織の一員に自分自身もありたいと思いますし、そうあり続けられるように職務を全うしていきたいと思っています。
さて、座談会の冒頭では皆さん緊張していましたが、話が進むにつれてそれぞれの熱意や価値観が見えてきました。初対面にもかかわらず、まるで以前から知っていたかのように自然に話すことができて、とても楽しかったです。
国交省の所管は多岐に渡って、色々な部局があり、そして様々な職員がいます。人口減少社会や気候変動といった話題も出ましたが、それでも社会の未来を前向きに考え、次の時代を切り開く力の一端を担えるような、また国民の皆様と共に歩んでいける組織を目指し、これまで先輩が築いてこられた国交省を、私たち国交省25期生もこれから盛り上げていきたいですね。本日は皆様、ありがとうございました。

