我が国をめぐる状況は、情報化、国際化の急速な進展や、少子・高齢化社会の到来など、大きな変化の中にあります。また、近年では、経済的な豊かさよりも、生活のゆとりやうるおいを求める傾向が強まっており、今後は、これまで以上に、国民の一人一人が高い生活の質を実感し、多様な生き方を実現できるような社会をつくっていくことが必要です。
都市・地域整備局は、省庁再編によって3つの局が統合されて誕生した新しい局です。さまざまな課題に対応するため、以下のような仕事に取り組んでいます。
1.魅力と活力のある都市の再生
我が国の都市の現状を見ると、長時間の通勤、道路やオープンスペースの不足、慢性的な交通渋滞など、さまざまな課題を抱えており、「国際都市」としての魅力が欠如していると言えます。魅力と活力にあふれ、人々がいきいきと暮らせる都市をつくっていくため、街路や公園、下水道、市街地の効率的な整備を図ったり、都市計画のような制度が適切に活用されるよう、制度の運用に必要な支援を行うなど、まちづくりに関するさまざまな政策の企画立案に取り組んでいます。【図-1】【図-2】
【図-1】広域避難地となる都市公園
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【図-2】
段原土地区画整理事業(広島市) |
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2.多様性ある地域づくり
一方で、国土全体を総合的な観点から、効率よく利用していくということも重要です。このため、それぞれの地域の特性に応じ、計画をつくり、その推進を図っています。
また、都市と農山漁村との交流を図ったり、イベントやシンポジウムを開催したりするなど、個性を活かした地域づくりのための政策の企画立案に取り組んでいます。【図-3】【図-4】
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【図-3】「自然」と「文化」を生かした
観光地づくり(奄美) |
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【図-4】世界半島会議の開催 |
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