棚田を保全する集落
(農地による国土保全機能)
〜岡山県和気郡佐伯町、岡山県英田郡英田町〜


※ ●は都道府県庁所在地

地域の基本条件 人   口:7,833人(平成12年国勢調査)
面   積:123.75平方キロメートル
産業構造:第1次産業 19.2%
       第2次    40.9%
       第3次    39.9%
事業の目的・ねらい 棚田は農業生産の場であるが、文化財であるとともに、土壌流失防止、土砂崩壊防止、洪水防止など国土保全に重要な役割を果たしている。その荒廃が進むと危険な上に伝統的な美しい景観を壊すため、保全を行う。
事業の内容・手法 県で英田町上山地区、佐伯町奥塩田地区など9地区を対象に「美しい村保存事業」を実施。英田町では「棚田天然米」の生産や、滞在型クラインガルテンを実施。また県は「棚田地域営農条件等整備事業」として、各地区の水路、耕作道等の整備に、1地区あたり約1500万円を投資している。
農業収支でみると戸別農家の自助努力では棚田の保全は困難となっている。経営可能な仕組みづくりが必要であり、棚田天然米をさらに高付加価値化する必要がある。
事業主体 英田町、佐伯町、岡山県
事業の効果 棚田の保全により、災害防止等の国土保全の面、景観保全と文化財保全の面等、多様な局面で地域の価値が高まっている。
連絡先 佐伯町役場 0869−88−1101
英田町役場 08687−4−3111



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