事例番号
039
市区町村(地区)
川越市(一番街商店街)
タイトル
蔵造りのまちづくり
1. 背景
市の商業の中心が南部へ移り、北部の一番街周辺が経済的に地盤沈下
2. 目標
自然歴史を生かし、市民がいきいきと、新しい暮らしを創造するまち
3. 取り組みの体制
川越市と市民団体「川越蔵の会」、「川越一番街商業協同組合」(特に同組合の内部組織である「川越一番街商店街町並み委員会」)との協働
4. 具体策
・「川越蔵の会」(市民組織、2002年NPO法人化)が、まちづくりデザイン活動(市民へのアドバイス等)等を展開 ・「川越一番街活性化モデル事業調査報告書」で町づくり規範の制定、各商店の整備、街路のモール化、核施設の整備を掲げる ・一番街商業協同組合が「町づくり規範」を制定(「パタン・ランゲージ」参照) ・「町づくり規範に関する協定書」締結、「町並み委員会」が独自に事前審査 ・川越市町並み改装事業(市事業) 等
5. 特徴的手法
独自に「町づくり規範」で景観形成を図っているが、川越の町並みに適合しているものであれば新しい建築も認めるという柔軟性を持つ。 単なる建築物保存、町並み保存ではなく、それらの経済的裏づけを得るために商店街活性化のシステムづくりに取り組んできた。
6. 課題
・町並み委員会の活動の法的担保性確保のため保存地区に入れるべきか否か ・議論の結果得られた取り決めをいかに担保すべきか