事例番号
047
市区町村(地区)
千代田区(東神田地区等)
タイトル
家守方式による中小ビル街の再生
1. 背景
小規模敷地の上に低層住宅や店舗が集まる秋葉原・神田等の地区はバブル期の地価高騰を背景に中小ビルが密集する地区となってしまったが、バブル崩壊で空室が目立つようになった。これに対し、千代田区がコンバージョン、SOHO、「家守(やもり)方式」で地区の活性化を図ることとした。
2. 目標
中小規模のビル街の空洞化防止とコミュニティ活性化 若者が集うまち
3. 取り組みの体制
「家守方式」は「財団法人まちみらい千代田」と日本政策投資銀行とが協働で検討 事業化はビルオーナーとノウハウを蓄積した家守事業者(民間)
4. 具体策
・「リナックスカフェ」プロジェクト (区に遺贈されたビルにインキュベート機能を持つ専門組織が「リナックスカフェ」をオープン、家守事業の先駆となる) ・千代田SOHOまちづくり検討委員会による「家守方式」の提案 (現代版長屋方式) ・REN-BASE UK01プロジェクト (民間主導の家守事業) ・ちよだプラットフォームスクウェア (千代田区による家守方式第2弾)
5. 特徴的手法
家守方式(ビル単体ではなく、まちづくりの発想で散在する負の遺産を有機的に連携)
6. 課題
民間の家守事業者の仕組み・育成に理解と協力を示す中小ビルオーナーのネットワークを構築し、更なる事業展開を図ること