事例番号
113
市区町村(地区)
雲南市
タイトル
地域通貨で地域資源の有効活用
1. 背景
人口流出、少子高齢化、耕作放棄地の増大等の問題を抱える雲南市ではあるが、目を大都市に転じてみれば、そこでは豊かな自然、美しい景観、伝統文化、食の安全など、雲南市が地域資源として持つものが求められていた。その地域資源を活かすべく、地域通貨の社会実験が行われた。
2. 目標
「生命(いのち)と神話が息づく新しい日本のふるさとづくり」
3. 取り組みの体制
社会実験は雲南市が庁内横断的な組織を設置して実施 システムの構築・運用は県内業者に委託
4. 具体策
・地域通貨を通した都市住民「ふるさと会」と地域住民との交流活動 (約3,200名の「雲南市ふるさと会」と連携、特産品販売、イベント参加等を促進した。同時に地域資源を活かす「オンリーワンプロジェクト」等を実施し、地域通貨システムと連携させた。)
5. 特徴的手法
・都市在住の出身者等の交流を通じた地域の魅力の発見、情報発信 ・インターネットを利用して大都市からの特産品購入等促進 ・地域通貨のポイントで地域の人との交流促進
6. 課題
・システムでは携帯電話も用いたが、山間部の温泉施設等には電波が届かなかった。 ・ショッピングサイトではより多くの商品、店舗を望む声があった。 ・「ふるさと会」との連携強化、新たな産業の創出、オンリーワンプロジェクトとの連携強化が求められる。