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平成10年度末の下水道普及率
 建設省では、平成11年8月26日に自治省が発表した住民基本台帳人口をもとに、 平成10年度末の全国の下水道整備状況を取りまとめました。


処理人口普及率
 平成10年度末の全国の処理人口普及率(下水道普及率)は、58% (平成9年度末56%)に上昇しました。処理人口は約7,311万人となり、 平成9年度末から平成10年度末の1年間に、 宮城県の総人口にほぼ相当する約232万人が新たに下水道を利用できるようになりました。 また、平成10年度伊勢市(三重県)が新たに供用開始したことにより、 人口10万人以上の都市全てにおいて下水道が供用されました。

 都道府県別にみると、平成9年度末から平成10年度末にかけては山形県、 長野県、滋賀県で4%と最も普及率が増加しています。 また、処理人口の増加分の約6割は流域下水道に関連するものとなっており、 流域下水道が普及率の向上に大きく寄与しています。

 しかしながら、我が国における下水道の整備は先進各国と比較するとまだ低い状況にあります。 また、大都市と中小市町村では大きな格差があり、 特に、人口5万人未満の市町村の普及率は22%にすぎない状況です。

下水道雨水対策整備率
 市街地に降った雨水を川に排除し、また、地下に貯留・浸透させることにより浸水を防除し、 住民の生命・財産を守ることは下水道の役割の一つです。
 現在、概ね5年に1回の強さの降雨を対象に下水道による雨水対策を進めていますが、 全国で雨水対策が必要な市街地面積のうち雨水対策整備済の面積の割合は、 平成10年度末で49%(平成9年度末48%)にとどまっており、 今後とも雨水対策を積極的に推進することが必要です。
■高度処理人口
 高度処理は、有機物や窒素・リン等を標準的な下水処理よりさらに高度に除去するものです。

 良好な水環境の実現、湖沼・内湾等の富栄養化の防止、 処理水の再利用の推進などのため高度処理を実施していますが、 平成10年度末の高度処理人口は前年度より126万人増の800万人であり、 今後、琵琶湖、霞ヶ浦等の指定湖沼や三大湾等の閉鎖性水域及び水道水源に重点をおいて 高度処理を推進することとしています。

■整備指標の定義

処理人口普及率(%) =  処理区域内人口
―――――――
 総 人 口
 × 100
自治省発表の住民基本台帳人口を使用

下水道雨水対策整備率(%) =  雨水対策整備済区域面積
――――――――――――
雨水対策整備対象区域面積
 × 100
雨水対策整備対象区域面積
  概ね5年に1回の程度の大雨に対して、市街地の雨水対策が必要
  な区域の面積
雨水対策整備済区域面積
  雨水対策整備対象区域面積のうち、公共下水道等による雨水対策
  が完了している区域の面積

高度処理人口(人) =  高度処理水量
――――――
 処理水量
 × 処理区域内人口
■都道府県別下水道処理人口普及率
(平成10年度末)
 都道府県名   普及率   順位   都道府県名   普及率   順位   政令都市名   普及率 
北海道


青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県


茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県


新潟県
富山県
石川県


長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
79%


36%
30%
62%
31%
43%
29%


40%
42%
35%
64%
53%
96%
89%
36%


39%
52%
50%


47%
43%
40%
52%
20%
 3


30
39
 8
37
21
40


25
24
32
 7
13
 1
 2
30


28
15
18


19
21
25
15
44
福井県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県


鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県


徳島県
香川県
愛媛県
高知県


福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県

沖縄県
51%
54%
76%
78%
77%
55%
 8%


38%
21%
34%
53%
44%


10%
26%
33%
20%


62%
23%
40%
43%
31%
32%
32%

54%
17
11
 6
 4
 5
10
47


29
43
33
13
20


46
41
34
44


 8
42
25
21
37
35
35

11
札幌市
   
仙台市
   
千葉市
   
東京23区

川崎市
   
横浜市
   
名古屋市

京都市
   
大阪市
   
神戸市
   
広島市
   
北九州市
   
福岡市


99%
  
93%
   
81%
*    
100%

97%
   
99%
   
96%

99%
*   
100%
   
97%
   
84%
   
97%
   
98%


全   国
一般都市
政令都市
58%
47%
97%
(注)・都道府県の普及率には政令都市分を含む。
   ・普及率は小数点以下1桁を四捨五入している。
    (*は四捨五入の結果100%と表記している。)
下水道の整備状況


都市規模別下水道処理人口普及率
(平成10年度末)

都道府県別下水道雨水対策整備率

(平成10年度末)

 都道府県名   整備率   順位   都道府県名   整備率   順位   政令都市名   整備率 
北海道


青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県


茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県


新潟県
富山県
石川県


長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
59%


42%
35%
58%
41%
36%
34%


41%
29%
28%
57%
38%
69%
61%
35%


43%
44%
36%


26%
43%
44%
50%
38%
 7


22
36
 9
24
33
40


24
43
44
11
28
 2
 4
36


20
18
33


45
20
18
16
28
福井県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県


鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県


徳島県
香川県
愛媛県
高知県


福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県

沖縄県
56%
82%
57%
57%
59%
40%
36%


26%
30%
35%
37%
25%


49%
35%
53%
37%


60%
42%
38%
31%
40%
66%
58%

60%
14
 1
11
11
 7
26
33


45
42
36
31
47


17
36
15
31


 5
22
28
41
26
 3
 9

 5
札幌市

仙台市

千葉市

東京23区

川崎市

横浜市

名古屋市

京都市

大阪市

神戸市

広島市

北九州市

福岡市


79%

62%

75%

82%

47%

72%

81%

85%

79%

69%

46%

49%

87%


全   国
一般都市
政令都市
49%
43%
73%
(注)・都道府県の整備率には政令都市分を含む。
   ・普及率は小数点以下1桁を四捨五入している。

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