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平成14年8月15日

下水道事業に関するPI(パブリック・インボルブメント)の 結果公表

 下水道事業を円滑に実施し、機能を効果的に発揮するためには、地域住民など関係者の理解と協力が不可欠であり、同時にその意思を施策に反映させることが求められている。そのためには下水道の効果や役割をわかりやすくPRするとともに、関係者の意見を幅広く聴取し、事業に対する合意形成を図るためのPI(パブリック・インボルブメント:施策の立案や事業の計画、実施等の過程で、関係する住民・利用者や国民一般に情報を公開した上で広く意見を聴取し、それらを反映する住民参加の方式)の充実を図る必要がある。
  国土交通省都市・地域整備局下水道部と(社)日本下水道協会が共同設置した「下水道政策研究委員会」において、国の下水道施策のあり方に関するPIを試行的に実施した。本PIでは、下水道の使用実態や水辺の利用実態を把握するとともに、水環境改善や下水道事業に対する意見について、PIツールを用いて調査を行った。特に本PIにおいては、「基本的に対面配布で住民にPIツールを配布」「地方公共団体の下水道担当者等による配布」「PIの一環として回答者に結果を返却(フィードバック)」を特徴として実施した。
 この度、PIツールの設問に対する回答の集計・分析の結果がまとまり、その報告書を回答者に郵送、ならびにHPで公表することとした。以下に集計結果の概要を示す。
調査結果の概要

1.水環境改善及び下水道事業に関する意見

  • 水環境についての考え方を質問したところ、下流の海の水質や生態系を守る広域的な環境の保全も重要とする意見が4割で最大。
  • 水環境をよくするために必要な対応については、湖や海の水質改善対策に加え、費用負担が多くても環境ホルモンなどの化学物質にも対応すべきであるという意見が4割で最大。
  • 大雨にも安全な都市にするための対策に関しては、ビル・工場や住宅の敷地内に雨を貯める施設を設置するなど、民間や個人の協力が必要であるとする意見が6割。
  • 下水道に最も期待することについて質問したところ、生活環境だけでなく川や海をきれいにすることも重要とする意見が7割で圧倒的。

2.下水道及び水環境への関与状況

  • 下水道料金を知っている人は、使用している人の4分の3。
  • 7割の人が日頃水辺と触れ合っており、その対象は川が最も多く、頻度は月1回が4割で最大。
  • 水辺での行動は散歩が最も多く、最も気になることはゴミと水質。
下水道事業に関する実施結果公表について(651KB)
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問い合せ先:
国土交通省都市・地域整備局下水道部下水道企画課
 課長補佐 原田 一郎 (内線34-132)
 (代表)03-5253-8111  (夜間)03-5253-8427

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