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平成12年7月31日

タイ国下水道研修センタープロジェクトのクロージングセミナー
 平成12年7月14日、タイ国の内務省公共事業局において、 タイ国下水道研修センタープロジェクト(TCSW)のクロージングセミナーが開催された。 セミナーには日本から、本プロジェクトの国内委員会委員長である京才俊則氏及び 同技術部会長の高橋春城氏が出席し、 それぞれ「日本の下水道技術の将来」、「日本の下水道事業管理と運営」について講演した。
 また、タイ国のピニット内務省副大臣からは、 本プロジェクトに関する日本側の支援への感謝の言葉が述べられるとともに、 下水道事業の推進が重要な課題である認識を踏まえて、 今後とも下水道に係る人材育成及び研究技術開発を推進するため 日本からの支援を頂きたいとの要請があった。
 本セミナーの概要は次の通りである。


■現地での主な出席者

日本側
日本国駐タイ国全権公使(Mr. Takashi Saito)
JICAタイ事務所長(Mr. Masaru Morimoto)
タイ側
内務省副大臣(Mr. Phinji Jarusombat)
内務省公共事業局局長代理(副局長Mr. Choochart Suttipan)
バンコク首都圏庁建設局長(Mr. Thongchai Klankrong)
■講演内容
日本側
日本の下水道技術の将来:TCSW国内委員会委員長(京才 俊則)
日本の下水道事業管理と運営:TCSW国内委員会技術部会長(高橋 春城)
TCSWプロジェクトの活動報告:TCSW日本側専門家(宮原 茂外)
タイ側
タイ国下水道事業整備計画:公共事業局次長(Mr. Rajatin Syamananda)
TCSWプロジェクト活動報告:TCSW所長(Mr. Ponsak Javasuwan)
バンコク市下水道事業計画:バンコク首都圏庁下水道部長(Mr. ChanchaiVitoonpanyakiji)
タイ国水環境保全のマクロ政策:タイ国科学技術環境省(Dr. Montip)


(参考)タイ国下水道研修センタープロジェクトについて

 タイ国の目覚ましい経済成長と都市化の進展に伴って深刻化した、 環境汚染、とりわけ河川・運河の水質汚濁に対して、 全国規模で進められている公共下水道の整備を担う下水道技術者の養成と 各種基準等の整備を目的に行われた、下水道では初めてのプロジェクト方式による技術協力。
 タイ国内務省公共事業局研修所内に下水道研修センター(Training Center of Sewerage Works : TCSW) を設立し、平成7年(1995年)8月から平成12年(2000年)7月末までの5年間にわたって実施。 目標は、(1)運営体制の確立、(2)下水道技術者及び管理者養成のための研修コースの実施、 (3)下水道分野の研修用データベースシステムの開発、 (4)下水道分野の研究開発計画案の策定の4つ。
 プロジェクト開始後4年半が経過した1999年12月に、 プロジェクトの最終評価を行うための調査団をタイ国に派遣し、 その評価の中で本プロジェクトの目標はほぼ達成されたことが確認された。 本プロジェクトは2000年7月末日で終了するが、 特にこの5年間で下水道の研修コースを受講した研修生の総数は1,121名と、 目標の1,001名を越える結果となり、 タイ国の下水道技術者の育成に大きく貢献。

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問い合せ先:
 建設省都市局下水道部下水道企画課 TEL:03-3580-4311

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