問い合わせ先:国土交通省 都市・地域整備局 まちづくり推進課 植田

電話 03-5253-8111(代) 内線32-532

 

「次世代の都市生活を語る懇談会」

提言

(平成12年12月25日)

 

本懇談会の趣旨議事要旨はこちら

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テキスト ボックス:  
大日本国山水明観図(天保11年、木版彩色刷)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目  次

○はじめに

 

○次世代の都市生活のあるべき姿とそれを実現するための提案

   1. 互いに支え合うまちの暮らし

   2. 老いも若きもやすらぐ空間

   3. 子どもたちを育む環境づくり

   4. コミュニティとプロセスが生み出すゆとり

   5. 自然の香りの回復

   6. 就労と家庭・コミュニティとの調和

   7. まちのルールづくり

   8. 都市を語り合う人々

9. 快適な都市生活のための人づくり

 

○「次世代の都市生活」を創る

 

懇談会名簿

開催経緯

 

○はじめに

 

 21世紀を迎える日本には、その新世代にふさわしいまちとそこでの暮らしが求められている。

 

 これまでの日本のまちづくりは、急速な経済成長の下で、道路、公園、下水道等の都市基盤の整備水準を向上させるため、器としての施設整備に全力を傾注し、大きな成果を上げてきた。

 

 しかし、これからのまちづくりにおいては、都市や経済社会が急激に変貌し、価値観も多様化していく中で、都市に住む人々が本テキスト ボックス:  
スペイン・バルセロナ
ランブラス通り
 
当の意味での快適さ、生きがいを感じられる豊かな都市空間を築いていくことが求められている。

 

 そうしたまちづくりのためには、都市に生きる人の目線で都市を見つめ直し、将来の都市、特に私たちの子どもたちが主役となる次世代の都市において、どのような生活をしていくかをまず考えることが必要ではないだろうか。

水辺で遊ぶ子どもたち

 次世代の都市生活を語る懇談会は、このような趣旨を踏まえ、これまで生活の視点からまちづくりに関わってこられた委員を中心に、都市に生きる人の目線で次世代の都市を見通しながら、それにふさわしい都市の姿と役割について明らかにし、都市政策への反映を図ることを目的として発足した。

 

 本懇談会の進め方として、今後の都市生活を考える際、重要と考えられるいくつかの項目(少子化、住まい、高齢社会、景観、環境、人づくり、コミュニティ)について、平成11年(1999年)7月2日の初会議以来、毎回2名程度の委員がそれぞれの専門分野について報告した後、自由に意見交換するという形で開催してきた。

 

 その結果、次世代の都市生活に寄せる各委員の意見を以下の9つのテーマに絞り込んだ。

 

 もとより、次世代の都市生活については、今後ともたゆまぬ議論によりその検討が進められることが必要であるが、本懇談会で取りまとめられた意見がそのさきがけとなることを期待するものである。

 

 そこで、本懇談会での議論の成果を取りまとめ、ここに建設省都市局長に提出する。

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テキスト ボックス:  
ヨルダン・アンマン

テキスト ボックス:  
ハンガリー・ブダペスト

 

 

 

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