第1回関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会 議事要旨
1.開催日時・場所
日時:平成16年9月2日(木)12:30〜15:00場所:けいはんなプラザ交流棟3階「ナイル(B)」
(住所 京都府相楽郡精華町光台1−7)
2.出席委員(敬称略)
鈴木胖委員長、河本哲三、佐藤友美子、辻井昭雄、畚野信義、村橋正武、山本裕美、和田元 8名
3.議事概要
- 大臣官房梶原審議官及び鈴木委員長より挨拶
- 事務局(国土交通省)から、議事1)、議事2)及び議事3)に関する説明
- 各委員からの主な意見等
- 学研都市の理念・位置付けについて
- 学研都市の理念については、社会経済状況の変化を踏まえ、見直すべきところは見直す必要がある。
- 理念・ビジョンを受けて、ミッション(使命)をどのように作っていくかが重要。
- 「新文化首都」という理念については、違う視点で「新しいものを創造する」イメージを打ち出し、新産業、新研究等と文化を一 体に考えるべき。
- 文化と科学の融合を作っていくことが必要。
- アジア、特に東アジア各国の大学教員や学生等と、一層の交流を図ることを検討すべき。
- 国際交流という観点から、例えば上海市と提携するようなことは考えられないか。
- 新産業創出・産学連携のあり方について
- 学研都市として、新産業創出にどう取り組むか、存在感をいかに出していくかが重要。
- 知的クラスター創成事業の後どうするかが課題。
- 産学官連携の国際版がありえるのでは。
- 学研都市は民間研究所が主体であるが、研究所間の連携においては、企業秘密という点で制約がある。
- 知的クラスター創成事業により大学と企業との共同研究は増えているが、さらに、学研都市内の80の立地機関間でネットワーク の形成が図れないか。
- 中央研究所だけで学研都市は支えられない。大学の役割が重要。京大、先端大、同志社大などがネットワークを組むことも重要。
- ベンチャー支援を強化していくべき。
- 都市空間の形成について
- 奥田懇で言うところの新しい都市の形成がなされていないのではないか。
- 都市の景観をしっかり考えることが必要。
- 長期的な視点でまちづくりを論ずるべき。
- 「パイロットモデル都市」について、何を目指しているのか、実現するための手段、方法をどう考えるのか、その言葉を含め、今 後議論が必要。
- 学研都市の推進、運営について
- 3府県、8市町の足並みを揃えた連携が必要。推進するための行政システムを作るべき。
- 「推進体制」「推進構造」は重要な課題であり、都市全体の推進力を付けるという視点から議論することが重要。
- その他
- 資料5(学研都市をめぐる新たな社会経済環境等について)は、もっと課題を掘り下げて、整理すべき。
- 短期間で答えを必要とする議論の集約化と、長期的視点で「21世紀のサイエンスパーク」について議論する事項の両方につい て、整理が必要。
- センター地区(精華西木津地区)について、もう少しまとまりのある形成を図る必要がある。
- 「私のしごと館」など、サイエンス以外の役割も必要。
- 学生に学研都市内で研究したいと思わせることが大事。
- 以上、各委員からの意見を踏まえ、資料6の論点、資料7のスケジュールに従い、今後、検討を進めていく。
- 学研都市の理念・位置付けについて
- 事務局(国土交通省)
- 10月5日に第2回目の懇談会を開催。
(文責 国土交通省都市・地域整備局 速報のため事後修正の可能性あり)
- 第1回関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会 議事次第
- 資料1 懇談会委員名 簿
- 資料2 懇談会設立趣意書
- 資料3 「関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会」の進め方について
- 資料4 学研都市のこれまでの取り組みと現況
- 資料5 学研都市をめぐる新たな社会経済環境等について
- 資料6 議論していただく論点について(案)
- 資料7 懇談会における今後のスケジュールについて(案)