第2回関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会 議事要旨
1.開催日時・場所
日時:平成16年10月5日(火)10:00〜12:302.出席委員(敬称略)
鈴木胖委員長、井村裕夫顧問、河本哲三、辻井昭雄、端信行、畚野信義、村橋正武、山本裕美、和田元 9名
3.議事概要
- 事務局から、議事1.報告事項(前回議事要旨、学研都市に対する関係者等の意見のとりまとめ)について報告
- 事務局から、議事2.審議事項について説明
- 各委員からの主な意見
- 論点1(学研都市の理念・位置付け)について
- テーマや課題について、長期的に取り組むべきことと現在できていないことに対する当面の課題がある。特に前者については十分 に掘り下げる必要がある。
- いろいろなものが統合され、新しいものが生み出されている。21世紀に 相応しい新しいキャッチフレーズを考える必要があ る。
- いろいろなものがある(多様性)、それが特徴である。
- 学研都市で何をしているのかわからないというのが実感。
- 理念を考えるにあたって、国、推進機構、立地機関、住民のどのセクターに関わって考えるのか重要な点である。
- 文化については、大きな転換点。高度成長期の大きなセンター整備を目指すのではなく、新たな視点に基づいて、全国にある文化 的資源を活用していくことが重要。
- けいはんなを伸ばし、世界に対抗していくためには、大学と立地機関の連携のしくみを作ることが重要である。
- 都市としての魅力が不足。学研都市の情報発信は、海外に対してだけではなく、日本国内に対しても行うことが重要。
- 交通機関の強化など生活環境は重要。良くないと駄目。国際空港へのアクセスを指摘する人もいる。
- 実験を行うにしても規制がある。規制を緩めることが必要。
- 国際化が進まないことについて、「知的特区」での成功、企業の撤退の理由などを整理する必要がある。
- 欧米や東アジアのサイエンスシティと学研サミット会議を開催し、共通の問題について議論していただくといったことも考えられ る。
- 人文・社会科学と自然科学との融合は現実には難しい。異分野の人が研究 連携する体制を考える必要がある。コンテンツ産業に ついては、学研都市 で何ができるかが重要である。
- 論点2(新産業創出・産学連携のあり方)について
- 目指すべき産業の分野を示すことも必要。例えば、地球の限界に対して、「持続可能な産業」という概念や環境、食糧など人類が 直面する課題を解 決する視点が必要ではないか。
- 創造都市論が注目されている中、新産業創造都市というより、もっと創造性を発揮するという都市のイメージが欲しい。
- 推進する母体、組織等について、今後さらに議論を深めていきたい。
- 新たなアイデアをもとに、マーケティングや販売までできるシステムがで きないか。
- 論点1(学研都市の理念・位置付け)について
- その他
- 事務局から、横須賀リサーチパークの概要について説明。
- 次回は、論点3(より快適な都市空間の形成)、論点4(学研都市の推進、運営)を中心に議論をしていただき、中間的なとりまとめ を報告するとと もに、各府県との意見交換について報告する。
- 事務局(国土交通省)
- 11月5日に第3回目の懇談会を開催。
(文責 国土交通省都市・地域整備局 速報のため事後修正の可能性あり)
- 第2回関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会 議事次第
- 資料1 関西文化学術 研究都市に対する関係者等の意見のとりまとめについて
- 資料2 論点1「学研都市の理念・位置付け」について
- 資料3 論点2「新産業創出・産学連携のあり方」について
- 資料4 懇談会の今後のスケジュールについて
- 参考資料1 第1回懇談会 議事要旨
- 参考資料2 論点1「学研都市の理念・位置付け」についての参考資料
- 参考資料3 論点2「新産業創出・産学連携のあり方」について