概要
流動性に優れ、施工後固化する流動化処理土を管きょ基礎や埋戻しに使用するものです。

導入検討の契機となる技術的な背景等
- 流動化処理土の空隙充填等への採用実績の増加
- 締め固め作業不要という特性への理解とコスト縮減への強い要請
期待される効果
- 施工断面の見直しによるコスト縮減効果
- 発生土を流動化処理土として利用することによる発生土処分費の縮減効果
- 仮復旧の省略によるコスト縮減効果
懸念される事項
- 施工後の舗装への影響及び管体への影響
- 施工断面極小化することによる作業性の低下
- 流動性に伴う急傾斜地での施工適用性
- 強度発現速度(舗装復旧可能時期等)
- 施工時浮力による管きょ浮き上がり対策
検証のポイント
- 建設コストの削減効果と工期の短縮効果
- →従来工法とコスト及び工期を比較する
- 舗装への影響
- →舗装の沈下状況を確認する
- 管体への影響
- →管きょのたわみ状況を確認する
- →管きょの変形状況を確認する
- 急傾斜地での施工
- →急傾斜地への適用方法を検討する
- 強度の発現速度
- →強度発現速度を把握し、舗装復旧の可能時期、再掘削可能時期を明らかにするとともに、最終強度を確認する
- 管きょの浮き上がり対策
- →管きょ浮き上がり防止方法を検討する
- 施工断面極小化による作業性の低下
- →施工時に作業員にヒヤリング
- 発生土有効利用度
- →発生土が有効利用されていることを確認する
映像紹介
流動化処理土施工の映像(2分)
社会実験で導入しているモデル市町村
静岡県浜松市
静岡県浜松市