PT調査の実施状況・結果概要
近年の実施概要
1.検討体制 2.実態調査 3.現況分析 4.予測手法 5.計画提案
■宮崎都市圏
 

2.実態調査

実態調査は、本体調査(家庭訪問調査)と家庭訪問調査の付帯調査として、通勤通学に関するアンケート調査、バスに関するアンケート調査、宮崎市の中心市街地に関する調査、また、本体調査を拡大するうえでの補正に使うスクリーンライン調査、空港補完調査が行われた。

(1)本体調査

調査方法 家庭訪問調査(訪問配布・訪問回収)
抽出方法・抽出率 住民基本台帳による系統抽出法
抽出率:10%
調査対象者 調査対象世帯の満5歳以上の人
調査対象者数:47,564人

調査対象日

平成13年9月〜10月の1日

調査票の種類

個人票からなる調査票

●宮崎都市圏における本体調査の調査項目

調査票 分類 項目 宮崎
世帯票 世帯特性 現住所
住居の種類(持家 or 賃貸)  
住居の建て方(戸建 or 集合)  
世帯人数  
世帯構成員の属性 性別
年齢
世帯主との続柄  
職業
産業
勤務先・通学先の所在地
労働時間・始業時刻  
出勤・登校の有無(調査日)  
保有する運転免許の有無・種類
利用可能な自動車
自動車等保有状況 保有車種・台数
ナンバープレート  
所有者  
保管場所  
走行距離(調査日、年間)  
公共交通状況 最寄り鉄道駅へのアクセス距離・時間  
最寄りバス停へのアクセス距離・時間  
調査票 分類 項目 宮崎
個人票 移動状況 出発地・到着地
出発時刻・到着時刻
出発地施設・到着地施設
目的
交通手段
所要時間
同行人数  
出発地から到着地までの距離  
特定経路通行の有無
移動時荷物保有の有無  
自動車利用状況 利用した自動車  
自動車運転者
同乗者数(家族)
同乗者数(家族以外)
到着地駐車場所
利用有料駐車場の費用  
有料道路利用の有無・乗降IC  
注: 調査項目は本サイトに掲載の他都市圏で設定された項目も含めている。宮崎都市圏で設定された調査項目は○印を付与したものである。

(2)付帯調査

(1)意識調査

(通勤・通学に関するアンケート調査、バスに関するアンケート調査、宮崎市の中心市街地に関する調査)

調査目的 通勤通学における公共交通への転換、バス交通施策、中心市街地活性化を検討する上での市民意識の把握
調査方法 家庭訪問調査の付帯調査として実施
調査日時 平成13年9月〜10月の1日
調査対象者
通勤・通学に関するアンケート調査:15歳以上、普段自動車で通勤通学している人
バスに関するアンケート調査:15歳以上
宮崎市の中心市街地に関する調査:15歳以上
調査日時 平成9年9月〜11月の1日
調査内容
通勤・通学に関するアンケート調査
自動車から自転車への乗り換え可能性
自動車利用者の公共交通機関への転換意向
バスに関するアンケート調査
バスの利用頻度、満足度、不満点
新たに欲しいバス路線

バスに求めるサービス内容

宮崎市の中心市街地に関するアンケート調査
橘通りを中心とした中心市街地への来街頻度、目的、交通手段
休日の自動車交通、自転車歩行者交通に対する意向
中心市街地の交通のあり方やイベントに関する意向

<意識調査(通勤・通学に関するアンケート調査)調査票>

調査票

<意識調査(バスに関するアンケート調査)調査票>

調査票

<意識調査(宮崎市中心市街地に関するアンケート調査)調査票>

調査票

(3)補正・補完調査

(1)スクリーンライン調査

調査日時

平成13年10月23日(火)
12時間観測:午前7:00〜午後7:00
24時間観測:午前7:00〜翌午前7:00

調査目的 家庭訪問調査の精度状況を検証
調査方法
スクリーンライン調査
大淀川ライン、宮崎北部ライン(宮崎市と佐土原町の市町境)をスクリーンラインとして設定し当断面を通過する21本の道路、橋梁の断面交通量を把握。
路線バス乗車人員調査
大淀川ラインにおいては、同一日に路線バスの乗車人員の調査を実施。
補正方法等
スクリーンライン(大淀川、宮崎北部ライン)において、自動車交通量(乗用車類、貨物車類)、バス利用者(大淀川のみ)のPT調査とスクリーンライン調査との整合性を検証。
 
スクリーンライン検証結果は、乗用車類は概ね一致(大淀川、宮崎北部ライン)。貨物車類は0.53(大淀川、宮崎北部ライン)と低い。
 
  以上のことから貨物車について補完
 
 

人口拡大係数に補正量を加算する方法とし、補正対象レコードの補正総量を各レコードに割り当てる方法で補正

  トリップ拡大係数 =人口拡大係数+α(一律加算値)+β(等間隔加算値=1)
 
  補正係数 = 1.89

(2)空港補完調査

調査目的

域外居住者の対象都市圏での動きを補完

調査方法 実態調査の補完調査
調査日時 平成13年10月25日(木)
調査対象
空港アンケート
 

手荷物検査前の乗客

航空機利用者数の観測
  出発便及び到着便の乗降客
調査項目 交通行動、同行人数、宮崎の交通事情に関する意見

<宮崎空港利用者アンケート>

アンケート
 
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