国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地・景観課 景観・歴史文化環境整備室: 景観
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平成18年度「美しいまちなみ大賞」

 尼崎市武庫之荘(むこのそう)4丁目地区


地区は、阪急電鉄神戸線の武庫之荘駅北部に位置し、昭和12年に阪急電鉄により郊外田園住宅地として開発された。戸建住宅が大半を占める。
  阪神・淡路大震災で住宅の多くが全半壊し、敷地の細分化、空地化、旗竿敷地の増加等により、地区の良好な景観要素であった緑や勾配屋根の家屋の減少、青空駐車場の増加が顕著化した。このため平成15年に「武庫之荘4丁目まちづくり協議会」を結成し、平成17年に地区の土地利用・景観の悪化をくい止めるルールづくり(地区計画案)を市へ提出。同年地区計画を都市計画決定。平成18年4月に地区の建築条例を公布し、町並みの保全に取り組んでいる。
  私有地無償提供による陶芸展、寄せ植え教室などの自主的な景観イベント活動を展開している。

▲コミュニティ道路と柳の街路樹がつくる水路沿いの景観は地区のシンボル空間となっている。 ▲開発当初からの橋が区画道路ごとにあり、地区を特徴づける重要な景観要素の一つとなっている。
▲生垣が連なり、潤いのある整った町並み景観を形成している。 ▲空地を活用して、地域有志がガーデニングを行い、街に緑を増やしている。
▲エントランス周りのフレームデザインを各戸が協調してそろえ、整った町並み景観を形成している。 ▲空地活用イベントの様子(近所の花屋さんによる鉢植え教室)。


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