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香取市佐原地区
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当地区は、小野川と香取街道沿い及び下新町通りに位置し、江戸時代から昭和初期にかけて利根川舟運で栄えた旧市街地であり、木造や蔵造りの歴史的建造物が集中している。
平成5年に特定非営利活動法人「小野川と佐原の町並みを考える会」が「佐原地区町並み形成基本計画」を市に提案。これを受け市は平成6年に佐原市歴史的景観条例を制定し、市単費による建物の修理・修景事業を開始。平成8年に地区の中心部が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。平成17年度から国土交通省の街なみ環境整備事業により電線地中化やポケットパークの設置など各種事業を実施している。
市民協働による「町並み講演会」「小野川清掃」「防災訓練」「建物公開事業」など多彩なイベントを実施。「考える会」は観光案内所の運営や町並み案内ボランティア等を実施し、観光客は年々増加している。 |
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▲ゆったり蛇行して流れる小野川沿いの景観。観光客は遊覧船や川沿いの散策を楽しめる。 |
▲小野川沿いでは電線の地中化を進めており、すっきりとした景観を形成している。 |
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▲明治、大正、昭和と多様な時代及び意匠の建物が建ち並ぶ樋橋周辺には大勢の観光客が訪れる。 |
▲伝統的な建物の修理・修景が完了し、町並みが連続するようになった。 |
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▲町並みの南側にある石尊山は、小野川沿いのアイストップとなっており景観に欠かせない要素である。 |
▲香取街道から東を見ると、赤レンガの「三菱館」が町並みのランドマークとなっている。 |
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