国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地・景観課 景観・歴史文化環境整備室: 景観
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平成19年度「美しいまちなみ大賞」

  北九州市紫川(きたきゅうしゅうしむらさきがわ)マイタウン・マイリバー整備(せいび)地区



地区は北九州市小倉北区の中心を流れる紫川下流部に位置し、かつて川は垂直の護岸に覆われ人が寄りつけず、岸辺の建物は川に背を向けた街であった。
 平成2年に当時の建設省による「紫川マイタウン・マイリバー整備計画」の認定を受け、その後市民アイディアの盛り込まれた整備計画に従い、数々の橋梁や、公園、プロムナード等の公共施設や川沿い市街地(再開発事業等)が河川と一体的に整備され、川に顔を向けた、美しく魅力的なまちなみが形成されている。
 整備された公共空間を活用して、オープンカフェや貸しボート、遊覧船などの四季折々のイベントが民間主体により行われている。また紫川沿線の多くのまちづくり団体によって、清掃活動や河川体験学習など、美しい河川景観の維持に繋がる取組みが行われている。
 こうした取り組みによって、川で分断されていた東西地域に一体感が生まれ、川を中心に回遊牲と賑わいが高まっている。

 
 
▲市庁舎周辺には、複合商業施設や紫川と一体となった勝山公園大芝生広場が整備された。 ▲冬の風物詩となった「ファンタスティックイルミネーション」。手前に紫川10橋の一つ「水鳥の橋」(鴎外橋)、奥は複合商業施設「リバーウォーク北九州」。
  
 
▲市庁舎前の「洲浜ひろば」は、川を活用した行事や子供の水遊びの場として利用されている。 紫川10橋の一つ「石の橋」(勝山橋)。
公園区域として整備された広い歩道では、まちづくり団体によりオープンカフェが行われ、賑わいを見せている。
 
 
▲紫川右岸には河川と一体となって整備された民間の商業施設「紫江’S」がある。地下には、紫川の体験学習施設「水環境館」がある。
ここでは、紫川を直接覗ける観察窓も整備された。
▲水がきれいになった紫川では、カヌーや貸しボート、遊覧船などの水面を活用したイベントが行われている。


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