当地区は、名鉄豊田市駅を中心とする市街地の南東側に位置し、拳母神社の門前町として、かつては賑わいを呈したが、近年活気が失われていた。
既存商店街全体の活性化を図るため、地区内の市道中町線の再整備について、桜町まちづくり協議会が中心となって「現代の参道づくり」を整備テーマに、八日朝市や歩行者天国等のイベント利用に配慮した計画案を検討し、ユニバーサルデザインに基づく、歩車道を一体化した道路空間を整備。あわせて、沿道商店街の建物ファサードの修景を一体的に進め、美しい沿道景観を形成しつつある。
道路の植栽について地元住民が自主的に維持管理をし、また住民と行政の協働により季節によって変化する花飾りを進めている。まちづくり協議会による「八日朝市」等の多彩な催しが実施されている。
こうした取組みを機に、商店や街に活気が戻り、まちづくりへの住民意識も高まり、今後景観の自主協定づくり等の検討機運も醸成されてきている。 |