恵庭市北部に位置する新興住宅地である当地区は、計画当初より、単なるベッドタウンにはしないことを目標にしており、地区内には水と緑の連続した公園が縦断し、主要な歩道には、花壇の配備も可能な6m以上の幅広な歩道を配置するなどの工夫がされ、快適性と利便性が追求されている。
平成3年に女性市民が始めた花による美化運動が、徐々に住民それぞれの庭を中心に広がり、花のまちづくり運動として定着し、「花探偵団」と称した地区内家庭の「モデルガーデン」としての表彰や、自由参加で道路の両側に花を植える「花の千人植え」などの取組みに発展している。
道路からみた庭の美しさも考えながら、個々の住民が創意工夫して整備した結果の風景であるため、地区全体が独特のうるおいに満ちた景観となっている。現在は、道内外からの来訪者も多く、恵庭(市の重要な観光資源となりつつある。
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