官庁営繕

彦根地方気象台

■ 施設概要

 彦根地方気象台は、明治26年に滋賀県立彦根測候所として気象観測を開始し、昭和14年に国に移管された、滋賀県内を直轄する気象台です。
 現在の庁舎は、昭和7年に建設された鉄筋コンクリート造の洋風建築で、風速を計るため中央に高い塔を有する特徴的な外観をしており、1階から塔屋まで螺旋状に上る木造階段や半円アーチ窓、建設当時の玄関扉や門柱には様々な時代様式の装飾が施されていました。また、建物周囲に高い建物がないため、地域のシンボルとして皆様に親しまれています。
 平成22年から23年にかけて耐震補強等の改修と増築を行いました。これまでの改修で一部変更されていましたが、今回、創建当時の材料を再利用・復原(木造階段、玄関壁タイル、半円アーチ窓、玄関扉等)することにより昭和7年当時の姿に甦りました。

■ 建物データ

創建当時の名称 : 滋賀県立彦根測候所
      地 : 滋賀県彦根市城町
     模 : 鉄筋コンクリート造 地上3階、塔屋1階
      者 : 滋賀県営繕課
      年 : 昭和7年(1932年)
      法 : 復原保存
      他 : 増築庁舎 鉄筋コンクリート造 地上2階

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