海上保安大学校煉瓦ホールは、呉海軍工廠の火工場機械室として大正3年(1914年)に建築された平屋建煉瓦造の建物です。第二次世界大戦直後には数多くの工場・倉庫群や事務所施設等が建ち並んでいましたが、英連邦軍の接収期を経て一部が海上保安訓練所と使用されるようになり、昭和27年(1952年)に東京都から海上保安大学校が移転してきました。
平成15年度に一部復原・保存改修を行い、卒・入学式、オープンカレッジ、学生祭などのイベントに利用されています。
平成28年(2016年)に呉市有形文化財に指定されたほか、平成29年(2017年)には、呉市を含む旧軍港四市(横須賀市・呉市・佐世保市・舞鶴市)の日本遺産の構成文化財に追加されました。
創建当時の名称 : 呉海軍工廠 火工場機械室
所 在 地 : 広島県呉市
構 造 ・ 規 模 : れんが造 地上1階
原 設 計 者 : 不明
竣 工 年 : 大正3年(1914年)
保 存 方 法 : 外観を復原・保存
そ の 他 : 呉市有形文化財(平成28年(2016年)指定)