次に、1998年における主要国・地域の外国人旅行者受入数及び国際旅行収支を見ると、外国人旅行者数、国際旅行収入がともに多いのは、フランス、アメリカ、スペイン、イタリアである。また、旅行者数の伸び率が特に高いのは、オランダ、ポルトガル、スペイン等となっている。一方、旅行収支については、スペイン、アメリカ、イタリア、フランス等が大幅な黒字となっているのに対し、ドイツ、日本、イギリス、オランダ等は赤字となっている(表1-3-14)。
(2)地域別の状況
1996年から98年までの各年にヨーロッパ、アメリカ、東アジア・太平洋、アフリカ、中東、南アジアの各地域で受け入れた観光客数及び各地域における国際旅行収入の合計は、表1-3-15に示すとおりである。
なお、東アジア・太平洋地域の国・地域別の外国人旅行者受入数については、表1-3-16に示すとおりであるが、当該地域における観光客の最大の送り出し国は日本であり、98年においては、グアムの85.6%、韓国の46.0%、台湾の35.6%が日本人で占められている。