(2)日本の世界遺産の状況
現在、我が国の文化遺産としては、「法隆寺地域の仏教建造物」、「姫路城」、「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」、「原爆ドーム」、「厳島神社」、「古都奈良の文化財」、「日光の社寺」、さらに、平成12年に新たに登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9件が世界遺産に登録されている(表4-3-5・表4-3-6)。
自然遺産としては、「屋久島」、「白神山地」の2件が記載されており、これらについては、管理計画に基づき、入山者の急増に対応した保全対策を実施する等適切な保護・管理を行った。屋久島では、世界遺産センターにおいて、遺産地域の管理、調査研究等を行った。また、白神山地では、青森県側の世界遺産センター(西目屋館)において、遺産地域の管理、調査研究を行い、秋田県側の世界遺産センター(藤里館)において、普及啓発等を実施した。