第2節 美しい景観のまちを育む方法  よい景観を形成するためには、以下のような5つの要素がある。 一、どのような景観のまちをつくるのか、というビジョンの作成 まちづくりの基本的な方向性や制度的枠組みを定める中で、どのような景観を形成するのかを住民・行政等のコミュニケーションの下、明確にする必要がある。 二、リーダー・専門家 まちづくりや良好な景観形成のために必要となる専門的な知識を持ち、リーダーシップを発揮する人材が必要である。 三、住民のコンセンサス 住民が目指すべきまちや景観について、コンセンサスを形成させておくことが必要である。 四、住民の主体的な活動 NPO、シビック・トラスト等の良好な景観を育みたいとする住民による主体的な活動が必要である。 五、公共施設の整備との一体化 良好な景観の形成はまちづくりの重要な達成目標の一つであり、公共施設の整備と一体となった良好な景観づくりを実現していく。