(3)情報セキュリティ対策の推進 イ コンピュータ西暦2000年問題への取組み  コンピュータ西暦2000年問題に関しては、「コンピュータ西暦2000年問題に関する行動計画」(平成10年9月11日高度情報通信社会推進本部決定)に基づき、建設省において、平成10年10月に「建設省コンピュータ西暦2000年問題対策推進本部」(本部長:建設大臣官房総務審議官)を設置し、所管のコンピュータシステム等について総点検を実施するとともに、万一の場合に備えた危機管理計画を策定した。  年末年始等においては、不測の事態に備えた体制を配備し、危機管理計画に基づき所管施設及びシステムの点検を実施したが、特段の問題の発生は確認されなかった。 ロ 情報セキュリティ対策の推進  近時の政府機関のホームページ改ざん事案等を契機とし、早急に、官民挙げて、安全なネットワーク社会の構築に取り組むべきとの認識から、関係行政機関相互の緊密な連携の下、官民における情報セキュリティ対策の推進を図るため、平成12年2月29日、高度情報通信社会推進本部に情報セキュリティ対策推進会議が設置された。  これを受け、建設省としても、平成12年5月12日、「建設省情報セキュリティ対策推進本部」(本部長:建設大臣官房総務審議官)を設置し、情報セキュリティ対策を徹底するとともに、建設省における情報セキュリティポリシー(危機管理計画)(仮称)を策定するなどして対策を推進することとしている。  今後、コンピュータ西暦2000年問題における経験も活かしながら、対策の強化を図っていく。